広告プロモーション

広告学会での話題2

少し時間が経ってしまいましたが、前回に引き続き、先週末に行われた日本広告学会の全国大会の内容を少し書きたいと思います。今大会から2日目はすべて自由論題での報告で私を含め18名の先生方がご報告されました。教室が3つに分れていることと、自分も報告をするということもあり、中々しっかりと聞くことができなかった大会でした。

それでもいくつかは興味を引く、大変勉強になる報告でした。その中から3つほどご紹介したいと思います。前回のブログの後に興味をもたれたOBの方からレジュメを送ってほしいとの連絡がありました。レジュメと要旨はありますので、データでお送りすることは可能です。興味のある人はメールで連絡してください。
まず早稲田大学の大学院生である田部さんと東京富士大学の広瀬先生がご報告された「ユビキタスがモバイルクーポンの利用にもたらす影響」というものです。携帯のクーポンでユビキタスの環境で単に金額的な節約というイメージがあるクーポンが、それ以外たとえば、使うことの便利さなどからくる情緒的快楽便益も生み出しているといった内容を計量的に分析しているものです。
日本では、クーポンは中々浸透しない状況でしたが、確かにモバイル環境になり大きく変わったと思います。益々重要になる研究だと思いますし、また広瀬先生がご指導をしていることもあり、かなりしっかりとした研究になっていました。
次は、多摩美術大学の佐藤先生の「”ブランド・アドボケーツ”というキーワードを探る」です。佐藤先生のご報告は毎回非常に斬新な切り口で、また分り易く、勉強になります。今回はまだ具体的な落とし込みというところまでは行っていませんでしたが、こういう研究の方向性が海外で進んでいるのだということが理解できました。
ブランドアドボケーツというのは、「ブランドやプロダクトを推奨してくれる満足度の高い顧客達」だそうです。単なるファンではなく、インフルエンサーよりも数が多いようです。米国の口コミの協会で2年連続で大きなトピックになっているとのことでした。因みにマーケティングアドボカシーとはある意味逆の発想だそうです。
3つ目はADKの野澤さんと早稲田大学の院生の朴さんが報告された「マーケティング・コミュニケーションにおけるキャラクターの活用実態と効果研究」です。野澤さんはキャラクターの研究者としては、今は第一人者だと思います。大変詳細なデータに基づき、分析をされていました。特に既存のキャラクターをドラえもんのようなストーリー系と、キティちゃんのようなファンシー系、そしてオリジナルのキャラクターと比較して分析をされていたのが新しい感じでした。
残念ながら20分の報告ではあまりに多くの情報を盛り込まれており、少しついていくのが大変でしたが、大変面白いご研究でした。
全国大会も、学部生は無料で参加できるようになったのですが、残念ながら来年は福岡の大学での開催です。関東部会や関西部会もありますので、興味のある人は参加してみるのも良いかも知れませんね。

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プロモーションには現金が一番効果的?

サイバーエージェントさんと東急さんなどが、新しい電車内広告の実験を始められたようです。吊革のところなどに、ICチップを埋め込み、スマホを近付けると広告主のサイトに誘導される仕組みとのことです。

ではどうしたら乗客が主体的にスマホを吊革に近づけ、ホームページに行くのかと思ったら、タッチをすると簡単なゲームが始まり、当たりがでるとプレゼントがもらえるという仕組みでした。すでにサントリーさんがペプシのトクホのコーラでスタートしているようです。

電車は閉鎖された空間ですし、暇な人も多く時間つぶしでスマホをいじっている人も多く見られます。なかなか有効な広告手段だと思いました。でも結局はプレゼントをあげるというところに落ち着くのだと感じました。

私も、スーパーでビールを買うときなどは、結構何かおまけがついているとそちらを選んでしまいます。これは、製品の差があまりなく、購入に近い場面では有効であることは昔から言われていますよね。したがって、プロモーションは基本短期的な効果を目指すものとも言われています。でも、すべて同じなのでしゅうか。

私も実務のときは結構プレゼンキャンペーンを行いました。その都度、賞品を考えるのは難しいものです。消費者の人に聞くと、一番欲しいものは結局現金になります。私も、キャッシュプレゼントを行ったこともありました。簡単ですし、購入の後押しという点では効果は高いと思います。ただし、それではブランドにとって長期的な価値はあまりありませんよね。

お金をもらっても使ってしまえばそれで終わりです。それで、企業はロゴ入りのグッズなどなるべくブランドのイメージが長期間残るプレゼントを考えるわけです。

私がプレゼントの賞品を考えるとき心がけていたのは、どうしたらブランドエクイティを強固にできるか、イメージをより良く、強いものにできるかということでした。

M&M'sの仕事では、いつでもどこでも楽しめる賞品というイメージを強めたいと思いました。そこで考えたのはオーストラリアドキドキツアーと、自分で作れる50万円の旅でした。タイトルはこれだったかはわかりませんが、前者はオーストラリアで日頃できないようなダイビングやパラセーリングが楽しめるというツアーへの招待、そして後者は、自分が旅行代理店の人と相談をして、50万円までなら、何名でも好きな旅行が組めるというものです(注)。

後者は先日行っていたBOSS電のキャンペーンにも似ていますね。ある意味かなり現金に近いわけです。ただし、私としてはM&M'sのブランドイメージには近いものだったと思っていました。調査結果が残っていませんわかりませんが。今回のペプシの賞品が何かはわかりません。でもプロモーションの賞品も単に買わせる手段だけではなく、キャンペーンの意味合いを良く理解し、ブランド構築の意味合いがあることは忘れないでほしいと思います。

(注:すべての諸品につけるベタ付けとクイズなど高額な賞品のオープン懸賞とは同じ土俵では考えられませんが)

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コンプガチャと創造性

この2~3日、土曜日に行われる日本広告学会「クリエーティブ・フォーラム2012」の準備でバタバタしています。この学会、広告のクリエーティブに関わる新たしい視点での報告が行われますが、これからの創造的な広告展開を考える上に大変参考になります。

クリエーティブといってもSNSなど概念も拡張しています。午前の部は会員限定ですが、午後からは入場無料で学部生の入場も歓迎です。12日土曜日の2時から立命館の創思館でやっています。時間のある人は、きてください。2時からは12名の先生がポスターセッションをおこなってくださります。ポスターセッションの場合は本当に近い距離でお話が聞けますし、半分以上の方が実務の方ですので、現場に沿った新しいお話も聞けそうです。その場でCM音楽を作るという報告もあります。

さて、一昨日・昨日のニュースで「コンプガチャ」の話が多く取り上げられていました。私はゲームはあまりやらないので、詳しくはないのですが、携帯ゲームの課金制度のようです。リアルなガチャのように何がでるかわかない仕組みで、ゲームの攻略をするための強い武器を得る仕組みとのことです。すべてをそろえるためにかなり多額のお金をつぎ込んでしまう人も出たようです。一昨日消費者庁がコメントをだし、規制の方向に向かいそうなアナウンスをしました。素早い対応で業界各社が廃止の方向を決めたようです。

これは、プロモーションキャンペーンに関わる景品表示法に関わるものですよね。少し話は、ずれるかもしれませんが、私がかつて行っていた、プレゼントキャンペーンの話を書きます。

特に購入を含む消費者プロモーションには厳格な規定があります。商品すべてにつけるべた付けではいくらとか、抽選で当たらる場合にはいくらまでというものです。昔に比べると緩和されて誰でも応募できるオープンキャンペーンでは制限がほとんどなくなったようですが。

私が実務をやっていた時の話ですが、欧米の方が日本より規制は緩くなっていました。たとえばM&M’sのようなチョコレートで、袋の内側に当たり外れが書かれている場合でもアメリカではかなり高額の賞品が当たるキャンペーンがありました。日本ではわずかな金額でした。

日本は規制が厳しいので、少ない金額でもより消費者が興味のあるもの、ブランドのイメージに沿ったものを一生懸命考えました。M&M'sのオープンキャンペーンでは、50万円の旅行を旅行会社の人と自由に決められるものや、パラセーリングなど普段あまりできないスポーツをオーストラリアで数多く体験できるもおの、そんな賞品も企画しました。M&M’Sのいつでもどこでもという自由なブランドイメージに沿ったキャンペーンです。

話をコンプガチャに戻しますが、業界が1日で廃止を決めたことを評価します。政府の規制ではなく、自主規制というのも良いですよね。プロモーションの場合、どうしても売り上げを伸ばすための安易な施策に陥りがちです。わずかな金額の購入で大きな賞品が得られるギャンブル的な側面です。それだけが消費者の興味をひくものではなりませんし、ブランドを育てていく上には、もっと創造性が豊かなアイデアを考えるべきですね。

規制があるために、安易な方向に走ることが出来ず、より深く考え、面白く効果的なアイデアを生み出すことあるはずです。ということで、規制もまんざら悪くはないですよね。

また、最初に書いた学会のように多くの人の新しいヒントにより、新たなキャンペーンアイデアを生み出すこともできます。まずは規制を知り、それであきらめるのではなく、その規制の中でどう効果的なアイデアを生み出せるかを考えてほしいと思います。

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旅サラダとにじいろジーンは連動しているの?

今朝、東京の奥さんからメールがありました。土曜日の午前中に放送されている「旅サラダ」と「にじいろジーン」という番組で取り上げている旅のロケ地が両方ともフランスのパリだったということです。なぜそうなるのかという質問でした。前から感じているようで、理由を聞いてきました。もちろん、真相はわかりませんが、とりあえず、私の分析を書いてみました。

この手の旅行番組は、現地の観光協会が働きかけをするわけで、当然ながら日本のPR会社を使うことも多いと思います。PR、パブリシティは無料ですが、取り上げてもらえるかどうかはわかりません。ちなみに無料と書きましたが、運賃や宿泊費は取り上げてもらうほうが負担することも多いと思います。番組タイアップという感じです。

日本のPR会社は取り上げもらえるかわかりませんので、リリースはなるべく多くの局に流します。流すタイミングは、その土地の一番良い時期、あるいは、戦略的に取り上げてもらいたい時期です。たとえばGWの前の最終の旅行地を決める段階などです。

TV局は、たくさん来るリリース(説明の書類)から興味のあるものを選びます。当然同じものが取り上げられることも多いと思います。取り上げられれば取材に行くわけで、観光協会も一番良い時期に来てほしいわけですよね。またなるべく効率的に行いたいので、一度に複数のメディアを招待します。昔、昔私もデンマークのレゴの取材をお願いした時も複数のメディアのかたと一緒にデンマークに行きました。

さて、とられたフィルムはTV局はいつ流してもよいわけです。ただし、同じ内容で次の週に流すのは、新鮮味もないですよね。同じ流すのならなるべく早く流したけです。また観光協会側もなるべく多くの人に見てもらいたいわけで、2度見る人の数を減らして極力多くの人に見てもらうには、同じ週、同じ時間に流すほうがよいわけです。次の週に他の局で流れると、もしかしたら同じ人が見るかも知れないからです。このように同じ時間帯で他の局に同時にCMを流すことをロードブロッキングといいます。こうすれば、重複を避けられリーチが高まり、多くの人に見てもらえるわけです。

ということで、結構利にかなっているともいえます。でもそもそも根本的な問題は同じ旅のコーナーを持つ番組を2つの局で同じ曜日、同じ時間に流すことですよね。もう少し安易に番組を作らずアイデアで勝負して欲しいですね。

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現金キャンペーン

最近の車のCMをみると現金を使ったキャンペーンが目を引きます。たとえば、ダイハツの3億年ばらまきキャンペーンだったり、スバルのCMの吉瀬さんとブラマヨの10万円が返ってくるキャッペーンです。広告会社にいたころは、毎回春と秋の販促キャンペーンで何を行うか結構悩んだものです。

その時に一番ほしいものは何かを考えたり、周りにの人に聞くと必ず現金という答えが返ってきます。安易ですが、確かに効果はあると思います。ただし、それでよいかは悩んで、ほとんど行ったことがありません。

それに近いのが、M&M’sの時に行った金貨プレゼントだと思います。金貨は現金に近いのですが、少し違います。M&M'sの50周年記念の金貨です。おそらくもらった人もその金貨に当たったことは長い間、記憶に残っていると思います。

プロモーションキャンペーンでもブランドは作ることはできると思っていつも考えていました。特にM&M’sは「いつでもどこでも楽しめるブランド」というイメージを醸成するにはどういうキャンペーン、プレゼントが良いかを苦しみながらいつも考えていた記憶があります。確かドキドキツアーというプレゼントキャンペーンを企画したことを覚えています。非常にべたな企画ですが、男性、女性を同じ数だけ当選させ、オーストラリアでスカイダイビングやスキューバダイビングなど日頃、できないようなことを体験させるというものでした。

前にも話したかも知れませんが、その中の一人の男性が女性に良いところを見せようとして、木から飛び降り、足を折ってしまったというパブニングがありました。大変の問題なのですが、女性が男性を看病して、結局その二人はそれがもとで結婚をしたと聞いています。

20年近く前の話なので、時効だと思うのですが、抽選の時もそのスポーツを楽しめるような20代のちょうどよい年齢の男女をあえて選んだ記憶があります。本当は無作為で選ばなければいけないですよね。

ということで、毎回販促キャンペーンのアイデアを考えるのは大変でしたが、難しいことに挑戦する感じがあり、今考えると結構楽しい仕事だった気がしています。

販促キャンペーンは、CMやプリント広告ほど、クリエイティブな感じがありませんが、それでも個性は発揮できると思います。苦労をしても、現金のキャンペーンは避け、面白いものを考えて欲しいですね。

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ラジオ

昨日は、長い教授会がありその中で新学部長選挙がありました。結果は、スポーツ社会専攻の有賀先生が新学部長に当選されました。私はサラリーマン生活が人生の大半でしたので、職場のトップを選挙で決めるということについてある意味違和感はあります。ただし上司というよりは学部の代表を決めるわけなので、それもよいのかも知れませんね。

うちの学部は大きな学部ですので、何名かの先生は欠席をされていましたが、それでも80人ほどの先生が投票に参加されました。これから3年間の学部の代表が決まるわけですので、かなり思い投票でした。

ちなみに少なくともうちの学部の学部長はとても大変なお仕事です。とてもその名誉と引き換えられるほど並大抵のことでは、務まらないと思います。これから3年間有賀先生にはぜひ頑張っていただきたいと思います。

本題に入る前の話が長くなりました。今日の新聞に「民放ラジオ局20年で4倍」という記事がありました。今年3月から東京と大阪のラジオ局13社が始めた「Radikoラジコ」が人気を呼んでいるそうです。インターネットを通じてラジオ放送が聴ける無料サービスです。

私が現場をしている時は、ラジオは衰退の一途で、本当に大変な状況でした。ドライバー関連の商品など、かなり特定の使い方しかできないような感じでした。

それでもあまり予算のない私が担当していたカメラメーカーでは結構ラジオを使っていました。ラジオ広告は製作費も安いし、またメディアの値段も安く、その分テレビなどに比べると結構自由に持ち込み企画ができました。世界ではじめてズーム付きのコンパクトカメラを発売した時のキャンペーンでは、ズーム70という商品名にちなんで、「ズームアップル」という番組を作り、その時に使っていた若手女優さんをパーソナリティにして番組を作っていました。いろいろなコーナーも広告会社の人間が提案でき、楽しい仕事でした。そのあとの番組では、今もテレビに出ている西村知美さんがまだデビューしたてだったのですが、パーソナリティとして出ていただいていました。

タレントさんも、比較的自由に好きな話ができるということで、安いギャラで主演してくれるようです。2期の斎藤君が茨城県のラジオ局に勤めていますが、以前面白い番組を企画したということで、連絡をもらったことがありました。ラジオは結構面白いメディアですよね。

ただし、それでもラジオには問題もありました。その一つは聴取率(視聴率はテレビで、ラジオはこう言います)を毎日測定することができず、その聴取率調査の時にはプレゼンキャッペーンが必ず行われ、結構不確かなデータでメディアプランニングをしていていました。

それが今は、インターネットでラジオが聴けるようになったわけです。もちろんインターネット以外にも流れているので、それだけのデータではりませんが、今やテレビ広告よりはるかに正確なデータがとれる環境になっているわけです(一部ですが)。

ラジオがインターネットとうまく融合できれば、きっと広告主でもテレビでもできないかという話になりますよね。これからのメディアはまだまだいろいろなことが起こりそうで、面白そうですね。うちのゼミでも来年からテレビ局で働かれる人が2名でました。メディアの人は大変な時代ですが、こんな時代だからこそ、メディアではたいている人、そして来年から働く人は頑張ってほしいと思います。

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販促効果

今日の日経新聞に広告効果の記事がありました。「来店状況把握し宣伝効果を分析」というタイトルです。

仕組みは、①アンケート月の電子メールで告知、②アンケートの回答、③アンケート結果で消費者でを分析、④顧客情報をコード化、⑤販売店にDMで情報を送信、⑥販売店が顧客システムに取り込み分析、といった感じです。

たしかに広告効果を意識しているわけで、それなりに評価はできるかも知れません。でもどうもこれまでの発想から抜けきれない気がします。これまでの広告効果の基本は消費者の購買履歴を蓄積してそれを分析して次の施策に役立てるというものです。今回のシステムと同じです。でも結局は過去のデータですよね。過去のデータは今は変わっているかも知れません。また大量のデータは、個人の購買行動とも異なる可能性もあります。

それらがだめだというわけではありません。昔灯台は船の運航のために大きな価値がありました。でも今はGPSですよね。もっと正確に位置を確認できると思います。

そういう意味から、今回のシステムももうひとつ新しいものが欲しいですよね。たとえば、時間のタイムラグをなくすとか、あるいは消費者の購買時点の気持など他の変数を組み込むなどです。

そんなことは技術的にできません。という答えがありそうですが、それでは終わりですよね。まずはこうしたいということを考えて、ではそのために何ができるかです。みなさんもあまり技術にこだわらず、こういうものがあればよいという発想で考えてもらいたいと思います。

勝手なことを書きましたが、今回のシステムが富士ゼロックスと日本オラクルとう広告専門の会社ではない企業が開発したことは期待できます。ぜひ違う分野の企業が広告効果の分野に取り組んでみたいと思います。

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デジカメ

夏合宿の時にデジカメが故障しました。今、修理に出しているのですが、何となく新しいいカメラが欲しくなりました。そこで、いろいろ情報を集め検討しています。講義の中で説明したAISAS理論にかなり近いステップです。

はじめは、合宿の時に故障したことを受けて、ヘビーデューティー仕様のデジカメを検討していたのですが、年に一度のためにその他の機能を犠牲にすることもないかと思いました。そこで、画質やズームの倍率を検討し、LumixのTZ10という機種にしようと思い、ビックカメラに行きました。店頭で見ているとどうももうひとつ高級感がない、それに比べるとFijiのFinePixF300EXRという機種が気に入りました。

デザインや性能は気に入ったのですが、価格がLumixに比べるとかなり高い。ということで、その場はパンフレットを持って帰り、家で検討しています。その時にほぼ同レベルのスペックを持つキャノンのPowerShotSX210ISというものも検討することにしました。

Photo

25年ほど前にペンタックスのカメラを担当していたことがあります。まだデジタルカメラもなく、フィルム式のコンパクトカメラで初めてズーム機能が付いたものです。その時からペンタックスはトップ3のシェアは持っていませんでした。一眼レフではそれなりの評判は持っていたのですが、コンパクトカメラでは、キャノンやフジ、それいに今はソニーに吸収されたミノルタが中心でした。確か、それぞれの競合が有名なタレント、たとえば小泉今日子や松田聖子さんをキャンペーンキャラクターに使用していたと思います。ペンタックスは、予算もなく、自分たちの変な思い聞かせで、タレントで勝負するのではなく、被写体として美少女といわれる、それほど有名ではない俳優を使っていました。

パンフレットのつくりも結構気にした気がします。今回、パンフレットを見比べると結構面白い違いがありました。まずはPanasonicの表紙は綾瀬はるかさんのアップの写真です。CM連動で「Touch Me Lumix」というキャッチコピーでした。またFuji Filmは佐々木希さんが表紙ですが、顔のアップという形ではありません。一方キャノンは日本庭園の写真で、表紙には女優は出てきません。中身にも女優や歌手は一切出てこないのが特徴です。そういえば、以前からサッカーの中田選手を使ったりしていたと思いますし、今もIXYはオダギリジョーさんを起用していると思います。私のころは被写体として、可愛かったり、きれいなタレントや女優さんを使うのが定石でした。

キャノンは中身でもかなり機能面を強調しているようで、明らかにPanasonicとは異なります。私の講義で説明した精緻化見込モデルに当てはまるようで、興味深い感じです。キャノンはパンフレットを集める人はすでにデジカメを買うという動機付けがかなり強く、またパンフレットまで持ち帰るのは、それを評価できる知識も有していると判断していると考えられます。

一方、Panasonicはそれほどデジカメの知識がない人が店頭で、「CMで見た綾瀬はるか」のデジカメかという感じで思い出してもらう戦略かもしれません。

どちらが正しいかはわかりませんが、論理的にキャノンのほうが理解しやすい気がしました。ただし今一番欲しいのはFujiのデジカメですが。いろいろなものを見比べてみる結構面白いし、勉強になりますね。

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ネーミングライツ

朝のワイドショーを見ていたら、冒頭の短い話題でしたが、ナイキのネーミングライツの話がありました。ネーミングライツとは野球場などの施設の名前を貸与する権利です。たとえば横浜国際総合競技場は日産スタジアムのほうが通りが良いですよね。

だいぶ前から問題になっているようですが、ナイキが渋谷の宮下公園のネーミングライツを獲得しようとしてるという話です。ナイキとしては、スケボーのスペースを作るなどして渋谷、若者、ナイキ、というブランドイメージを強化しようとしているのだと思います。

若い人はナイキのスケボーの施設を利用できるわけです。区としては、ホームレスの人たちを排除できるとか、落書きが減るとかを狙っているとか書いてありました。

しかし、かなり反対の声や、活発な組織も動いているようです。ホームレスの人たちを排除することを反対する人や、またスポーツとしての公園ではなく、憩いの場所としての公共的な意味を大切にする人も反対しているようです。

こういう問題は、自分の意見を言うのは難しいですよね。ひとつは、自分の立ち位置をしっかりと持つと意見を言いやすいです。たとえば納税者としての市民として、区の財政は厳しいわけで、公園の維持費もかかるわけで、それを補うためにも良いことかもしれまんせん。またホームレスの人たちの対処もあるわけです。それらの人は、税金を払わず無断で違法に占有しているのですから、代替の宿泊施設などを用意すれば決して悪いことではないと思います。書き込みでも10人のホームレスの人のうち6人は、別の施設に移ったのですが、4人が移動を拒んでいるようです。

但し、これだけぐちゃるとやはりそう簡単ではないですよね。私は、企業側の視点が強いので、その点が考えるとやはり問題がありそうです。まず今回の宮下公園はもともとスポーツ施設ではない場所です。その場所のコンセプトを変えてしまうわけですので、反発する人もいると思います。もし既存のスケボー施設やスポーツ施設のネーミングライツであれば問題はこれほど起らなかったと思います。

この問題がどうなるかわかりませんが、このままナイキが強硬しても決してブランドに対してプラスには働かないと思います。ネーミングライツの1つの大きなポイントは文化やスポーツに対してのCSR的なサポートだと思います。それが自社の戦略が強くなると流行りマイナスイメージが大きくなりますよね。

ネーミングライツは、決して悪いコミュニケーションではないと思いますが、なかなか難しい施策だと思います。ぜひ、皆さんも考えてみてください。

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ティッシュ配り

日経新聞の土曜版にはNikkei Plus1という別刷りが付いています。いろいろなランキングが紹介されたり、あまり大きな話題ではないのですが、着眼点が面白いものも掲載されています。今日の記事に「ティッシュ配り、なぜ減った」というものがありました。学校の周りはもともとティッシュ配りが多くないのでそれほど感じませんが、おそらく河原町や東京の渋谷では顕著なのだと思います。

記事によれば6~7年前までは国内で年間約30億袋が作られていたのが、今は10~15億袋に落ち込んでいるそうです。ティシュの袋もももちろん広告媒体ですし、広告の低迷がここまで来ているかという感じです。

でも記事によるとそれだけではないようです。私の友人の専修大学の石崎先生が解説をされていましたが、化粧品や眼鏡ふきなどティッシュに代わる商品が増えてきたのも要因のようです。今企業研究をしているボディペーパーもハンカチの代用品ですよね。

最近増えてきたのはうちわやカイロなどティッシュよりは高額だけど、季節ごとに商品が欲しくなるようなものだそうです。確かにうちわはティッシュと違い、結構長く使ったりもするのでコスト効率も悪くないかもしれません。

多少値段が高くても、消費者が欲しくなるようなものが大切ですよね。消費者金融の会社や携帯の会社がティッシュを以前はよく配っていました。そのような会社も広告効率に疑問を持ってきているようです。私は、前から本当に効果があるのかとは思っていましたが。

花粉症の季節にマスクを配る企業もあるそうです。たしかにこの時期にこれは助かるというものを見つけられると結構効果は高そうですね。それには自分が本当に欲しいか自問自答するのが良い気がします。私の場合、花粉症の季節にはティッシュは助かります。今年の異常気象の影響で、来年は花粉がかなり飛ぶそうです。ましかしたらまたティッシュがの使用が少し増えるかも知れませんね。

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