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モティベーションを高めるなら、基礎を固めろ!

4月に入り、新学期がスタートしました。まだ講義は始まっていませんが、1回生の小集団(基礎演習)で昨日クラス懇談会を行いました。3回生のゼミは、やる気のある子が集まりますが、ランダムで振り分けられた1回生のクラスは色々な子がいます。それが楽しみでもあるのですが、なんとかやる気を出させて、より良い大学生としてのスタートを切らせてあげたいと思っています。




最近、動機づけ/モティベーションに関する本を読んでいます。自分の研究で広告の取引にも繋がることがあると思っていますし、また広告効果でもCMなどが流される番組への動機づけが高いと広告効果が高まるのではないかと考え、研究を続けています。


さて、その中の1つの話で面白いものがあったので紹介します。学生には孫引きはダメといっているいるのですが、ブログということでご容赦ください(因みに原文の2005年12月31日付の朝日新聞は入手しています)。外山先生が書かれた文章で、朝日新聞の記事を引用して「スポーツ選手になるなら、春から初夏に生まれるのが有利?」というものがあります。これも外山先生のご本から勝手に使わせていただいているのですが、下のグラフがそのことを表しています(出典はグラフの下に書きました)。プロ野球選手とJリーガーの生まれ月は4-6月が最も多く、徐々に減り1-3月が最も少ないそうです(この研究を実際に調査されたのは桑田大輔さんです)。





このことを外山先生は以下のように分析されておられます。「春生まれ(4-6月)の子どもは、周りの子どもと比較して運動がよくできるので(勉強もそうであるが)、”自分はスポーツができるのだ”といった肯定的な有能感を形成しやすい。その肯定的な有能感によってモティベーションが高まり、スポーツ競技に対する興味や持続生を失うことなく、スポーツに没頭できるものと考えられる。そのため、自分の才能を十分に伸ばすことができるのであろう。」



私も非常に納得できる説だと思いますし、またそうあって欲しいと思っています。実は私の1回生のゼミのクラスではかなり形式的なことを含めて、厳しく指導をしています。引用の表記や参考文献の書き方はもとより、仮説・検証の大切さ、さらにプレゼンでは、紙をもつななどです。それらを言われ続けたあとに、他のクラスの前で発表する機会を設けているのですが、そこでは言われたことにより多少のアドバンテージがあり良い評価を頂くことが多いようです。



上記のスポーツ選手の話はスポーツを始めた子ども時代の話ですが、大学生でも研究を始めるということに関しは、正直初めて行う子が多いと思います。そういう意味から、大学生活でもはじめに有能感を味わえば、それによって、その後の大学生生活での学びに積極的に取り組む子が出てくるのではないかと思っています。また3回生ゼミでも社会に出てからと同じようなことを学び体験させています。これも社会にで、少しでも有能感を味わうことによって、少しでも仕事に対して前向きに、モティベーションを高めて取り組むことができるのではないかと考えて行っていることです。



今年の1回生も最初のモティベーションを維持し、しっかりと勉強して、ぜひ満足のいく大学生生活を送ってもらいと思います。

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学生論文の書き方

一昨日、卒業式がありました。今年も笑顔のゼミ生を送り出すことができホッとしています。夜は遅くまで飲み、昨日は完全休養日でした。

さて、送り出した卒業生が、卒業してから学校の講義を受けることができないかという質問をしてきました。聴講制度などを説明したのですが、社会人になるとなるともっと勉強しなければ、したいと思う人も多くいると思います。
人によっては、卒論で悔いが残っている人もいると思います。あるいは、今後のことを考えてもっと勉強をしなければいけないと思った人もいるのではないでしょうか。
今日は学生が書く論文について少し述べていきたいと思います。1つには、新4回生が悔いのない卒業論文を書いて欲しいという気持ちがあります。但しOB/OGの皆さんにとっても論文(研究)と企画書や報告書は、実は同じポイントを抑えるべきだと思うからです。
うちのゼミ生が書く論文は形式的には、特に問題はないものばかりです。それなりに面白いものも多いのは事実です。特に3回生のグループ論文は3チームともかなりのレベルだと思っています。但し、今年も学内の論文賞では入賞は1チームのみ、卒業研究はすべて選外でした。賞を取るために書くわけではありませんが、正直残念だと思います。
言い訳をすれば、内のゼミは3回生の時、広告プランの作成に多くの時間をさいています。したがって地道に先行研究にあたり、遠くまで調査に行くようなゼミでは、ありません。でもその中でも良い論文はかけてるはずです。
それでは、現状何が足らないのかと考えてみました。一番の問題は「問い」がしっかり立てられていない、問題意識の掘り下げが十分でない、そして自分の主張が弱いといことだと思います。
「インターネットのことを研究したい」、「アニメのキャラクターを調べたい」といっても、では、そのどの部分のどういうことを明らかにしたいか、あまり明白ではなく、またオリジナリティはかけている気がします。社会に出てからの、課題の発見です。研究なら、この問により社会が良くなる、実務ならブランドや商品が良い状態になるということです。その見通し(仮説)がないとどうしても調べ学習や調べ報告書になってしまいます。私も昔、調査の報告書を書いていましたが、事実の羅列で、自分の仮説、検証がみえないものが多かった気がします。
研究でも実務でも最終的な主張は絶対に必要です。まず問いをとことん掘り下げて、何かを明らかにしたいのか、しなければいけないのかを明確にする。そしてそれに関する過去の研究や、データをしっかり調べる。すでに明らかになっていることは調べる必要はないわけです。そして仮説を明確にし、仮説の検証法をしっかり吟味し、検証を行う。そして最後にそれから導き出すことのできる結論とインプリケーション(どう発展、実務に活かせうかなど)を書くことです。
そこで特に必要なのが、結論に含まれる書き手の主張です。私をこの研究でこれがわかった、こうすれば社会がよくなる、課題が解決するということです。

新4回生は就活で忙しいと思いますが、ぜひ卒論ではこれらを意識して、そしてOBに/OGのの皆さんは、自分の企画書・報告書にそれらが含まれているかを再度確認してください。きっとより良いものがつくりあげることができると思います。

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聞くことについて

前回に引き続き、「聞くこと」の大切さについて整理をしてみたいと思います。コミュニケーションの基本は聞くこと、と分かっていても中々出来ないものです。OBの皆さんの中には、先生が「一番人の話を聞かない、1人でしゃべっている」と指摘される方もいると思います。ある意味、今回は自戒と言いましょうか、今後のための私の宣言と言う意味でも書かせてもらいたいと思います。

まず聞くという事はとても多くの情報を得る事が出来るということです。特に紙に書いた情報とは比べなれない情報です。別に本を読むことを否定するものではありません。但し、聞くという行動には言葉だけでない、相手の表情や補足的に付け加えられる言葉もあると思います。またそれ以上に聞く側の人をインスパイアさせる直感のようなものも得られるのではないでしょうか。
アンケート調査をゼミの皆さんが実施する時も、SNS等で集められた文字情報ではなく、実際に被験者の人に声をかけ、聞くということをするようにお願いしています。それは、単にYES、NO以外の情報が得られる可能性が高いからです。量的調査を否定するわけではありませんが、相手の顔を見ながら聞くことはして下さい。またしっかりと質的な調査方法を理解して、トライして欲しいと思います。新3回生は投影法など非質的な調査にぜひ挑戦してみてください。
聞くことの大切さの2番目は、1対1の話のときに感じることです。私は職業柄良く、アドバイスを求められたりします。今の時期だと就職活動について相談を受けることも多くなっています。これまでを振り返って反省することは、私自身が人の話を聞かずに、自分の意見をゼミの皆さんに押し付けていたのではないかということです。相談に来られる人の多くは、どうして良いか分からないからアドバイスを求めにきている人もいます。しかし、かなりの人はまずは聞いてもらいたいだけか、あっても選択肢が欲しいだけのような気がします。なぜならば同じ期のゼミ生であっても一人ひとりに状況は違いますし、決めるのは結局本人でだからです。私はどんなに深く関わっても当事者になれませんし、私が就活するわけではありません。このことをアドラー心理学では「課題の分離」という言葉で整理しているようです。自分の課題ではないことをしっかり自覚し、アドバイスはしないというのが基本のようです。
悩んでいる人がいれば、まず話を聞いてあげる、そして必要に応じて、情報は与える。そして選択肢を提示して決定を促すということが大切なようです。その人にあった情報を伝え、選択肢を提示するためにもまずはしっかりと聞く事がまずは第一になります。
就活の話になりましたので、ついでにどう聞けば良いかを書いてみたいと思います。ゼミの皆さんの多くの方には伝えたと思いますが、ファシリテーションというものがあります。その中には、傾聴の勧めという事が書かれています。まずは真剣に人の話を聞こうという姿勢を持つことです。私がそうなのですが、人が話をしていても、直ぐにその先のことを考えてしまう人がいます。この場合には、人とのコミュニケーションは成り立ちません。また聞く時も、うなずくとか、あるいは人が言ったことを繰り返すと良いなどが言われています。特に就活のグループディスカッションのときは、この傾聴ということを思い出してください。
もしファシリテーションのマテリアルが欲しい人がいたら連絡して下さい。ゼミで使ったパワポを差し上げます。それから、新3・4回生で、もし私が人の話を聞かないで、アドバイスを始めたら、ぜひ指摘して下さい。私自身少しずつ直していきたいと思っています。ぜひ、私と一緒に聞き上手な人になってください。

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真実に近づくことの難しさ

この週末は、久しぶりに映画を2本観てきました。土曜日は少し前から公開されている山田洋二監督の「小さなおうち」で、日曜日は土曜日から公開された湊かなえさんの原作の「白雪姫殺人事件」です。ネタバレは良くないので詳しいことは書きませんが、両方とも観るに値する作品だと思いました。皆さんが、もし面白い作品を観たいなら「白雪姫殺人事件」でしょうし、良い映画なら「小さなおうち」かもしれません。もちろん、両方ともげらげら笑うような話ではなく、考えることは多くありました。


今考えると、この2つの作品の根底にあるものは、「真実に近づくことの難しさ」のような気がしました。人はどうしてもうわべだけのことで評価しがちですよね。特に少し離れた場所にいるとうわべしか見れません。




このブログのテーマは広告ですが、広告こそ、うわべの浅い所を描いた作品が多いかもしれません。毎年講義でベネトンの広告を取り上げています。ベネトンの広告作品に長年携わっていたトスカーニは、現代の広告は現実の真実の姿を隠し、理想の夢の世界のみを人々に見せていると言っています。確かにファミリーカーのCMでは、素敵なパパと美人のママ、そしてかわいい小学生のお姉ちゃんと素直で明るい弟という絵柄は定番です。でも美人のママを演じていた女優が、実は反社会的な事件を起こしていたというのも皮肉でした。事実はそれほど良いことではないのですね。


広告で真実を語るべきか、夢を与えるべきかは難しい問題です。下の広告はDoveのCMです。カンヌライオンで数年前にグランプリをとったものです。本当の美しは作られたものではないということがメインのコンセプトです。ただし、以前このCMについて元同志社大学におられ、今は法政大学に移られた青木先生が、少し批判をされたいたことを思い出します。確かに真実かも知れないが、この企業は別のCMでは化粧で飾られたハリウッドスターを起用していることの矛盾があるということを指摘していたことです。


確かにそうですね。出来れば、うそがなく真実を伝えられるCMが良いと思います。でも広告は夢を見せるものだということも事実です。多くの人はそれに憧れ、ひと時自分がその主人公になる夢を見るわけです。大分前から消費者は、広告は夢の世界を作っているということを気づいていると言われています。でも本当にそうなのでしょうか。特に「白雪姫殺人事件」で取り上げられているSNSでは、本当にそれが見えなくなってていることを指摘しています。TVCMだけでなく、すべてのコミュニケーション活動にうわべだけのことは潜んでいるということを心に留めていたいと思いました。


そして、作り手側もできれば、うわべではく、本当に視聴者が感動できるそんな広告を作ってほしいと思います。

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幸福とスマホの関係

先週の金曜日に卒論の提出があり、そのあと、4回生を送るパーティを行いました。毎年おこなっているのですがパーティを行う前に、4回生のみ集めて、2年前に立てた自分の目標を振り返ることと、私が作成したフォトムービーを見てこの2年間が充実した日々であったか考えてもらっています。

私は常々、何かやったら振り返ることが大切だと言って、反省会をよくします。今回は、現在休学して韓国に戻っているゼミ生も動画を送ってくれ、またゼミ生15人全員が参加してくれましたので、全員充実した2年間を送ってくれたと思っています。

さて、その時、何か話をしなければいけないのですが、今年は先日NHKで放送された「幸福」について話しました。卒業してからも幸福でいてほしいからです。大変面白い番組で、見られた方も多いと思いますので、ここではあまり詳しくは述べませんが、印象的だったことだけを少し書きます。


まず近年、幸福が哲学や思想ではなく科学で研究がなされていること、そして主観的幸福に関しては、50%が遺伝であり、10%は環境に作用されるとのことでした。でも逆の見方では40%は自分の力で幸福になることができるという事ですよね。



そして、幸福と感じている上位10%の人の共通点として、以下の3つがあるそうです。①人との交わり、②親切心、③ここにいること、です。①についてゼミに置き換えれば良き友人が沢山できたと思っています。社会に出てからも多くの素晴らしい友人を作って欲しいと思っています。でもこれは外交的だから幸福度が高いというわけではなく、カフェで軽い挨拶をするとか、社会との結びつきをもつことがまずは重要のようです。簡単なところから、少し面倒でも初めて見ましょう。



2番目は親切です。1日5回人に親切にした人は、1回の人より幸福度が高いという調査結果があるそうです。ゼミでも日頃からゼミや面倒なことを率先して行っている人がいますが、実はこれは他の人のためだけでなく、自分も幸福にしているということです。また、親切にされて、それについて感謝することも幸福度が高まるそうです。私がいつも言っている敬意の気持ちですよね。


3番目は「ここにいる」ことですが、これは何かをしているときに1つのことに集中をしているということだそうです。授業中にその他のことを考えているのでは幸福度は下がるわけです。ゼミで言えば、特に3回生の時はかなり集中をしてプロジェクトに取り組んでくれていたと思います。その時はきっと幸福だったのではと思います。だからこそ、金曜日のパーティでも一人一人のスピーチが全部で1時間半にもなってしまうくらい、熱い思い出ができたのであと思います。
「ここにいること」に関しては、一日にメールのチェックを3回に制限した人の方が、無制限にチェックをしているより幸福度は高いそうです。確かに携帯(スマホ)の依存症も問題にされていますよね。


それを考えていると、1番目と2番目の点もスマホの発達は影響をもたらしている気がします。人との交わり、これは確かにSNSなどで、広がりました。でも一度に大量の人にメッセージが遅れるために、逆に一人一人の人と直接交わる時間が減った気もします。



2番目の親切にするということについですが、前述しましたが、これに関連して、親切にされたときに感謝をするということも幸福度につながるという調査結果があるそうです。しかしスマホができて、LINEのスタンプでありがとうを表したり、メールも相手や自分の名前を書かないことや、タイトルが前のままということもあります。何か、感謝が軽いものになっている気がしますし、現実の親切や感謝よりバーチャルなものになってしまっている気がして仕方がありません。
まだ、ネットやSNSが普及して時間がたっていません。もちろん、これらをすべて否定しているわけではなく、逆に上のことを考え、社会との交わり、親切、ここにいることを意識してスマホを使えば、これまで以上に幸福な人が増えるのではないでしょうか。現役の皆さん、OBの皆さんも、是非上記の3つのことを意識してスマホとうまく付き合い幸福になってください。

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137億年の果てで

先週の金曜日に学部の専攻企画で英国からクリストファー・ロイド氏をお迎えしての講演会がありました。企画は金山先生が仕切られ、私は、単に聞かせ頂いただけですが、大変面白いお話で、また広告表現にも関連があると思いますので、少し書かせて頂きます。

ロイドさんは英国のサンデータイムズの元編集者で現在は作家として活躍をされています。日本で言うと池上彰さんのような方だそうです。ロイドさんの著書「137億年の物語」についてのお話がありました。TV東京系で番組にもなっているベストセラーの本です。一言で言うと137億年という地球の歴史を科学的な部分と人類という切り口の両方から述べているようです。

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面白かったのは、人間はそもそも視覚からものを判断するように進化(退化)してきているという当たりでした。犬などの動物は暗闇でも判断を要求されるので、嗅覚などで判断をしますが、人間は見た目からです。犬を連れて散歩をしている人同士が出会うと、犬は犬のお尻のにおいを嗅いで判断をしますが、人間は見た目でその人がどのような人かを全体的に判断をしています。
それは、人間が二足歩行をするようなり、手を使って道具を使って進化したため、脳が大きくなり、少しずつそうなっていたったようです。そして、その昔ギリシャ時代の人々は、その視覚的な情報を最大限に利用するために、レトリックという学びを重要視していたようです。統合的な説得の技術体系とでもいうことです。単に言葉や内容だけでなく、色々な要素で弁術の技を磨いたわけです。
広告の世界でも、近畿大学の妹尾先生がこのレトリックを重視されて分析を行っています。広告、内容も大切ですが、どうそれを伝えるかということも大変重要だということです。特に広告の世界では、事実をありのまま伝えたとしても、中々目に留まることはありません。比喩を使ったり、色々な方法で伝える努力をするわけです。
私は、自分のクラスでプレゼンテーションを大変重視しています。これもこの人間の本来の姿、1つの情報だけでなく、総合的に判断をするということと関連しています。ロイドさんも右脳と左脳の話をされていましたが、プレゼンや広告でも詳細な情報も必要ですが、それが全体としてどう伝わるかも大変重要です。1つ1つの内容は良いのだか、全体を通したものがどうもしっくりしないプレゼンテーションも良くあります。ギリシャ時代でも色々なことを統合して、相手を説得することを研究していたようです。


但し、1つのキーワードや事象が大きく全体に影響を与えることもあるのもまた事実です。ロイドさんは東日本大震災を取り上げ、日本において、このことは長い歴史の中でも大きな意味を持っているとお話をされていました。

東日本大震災はだれが見ても大きな意味を持つことです。但し、全体の中で、そのキーとなることを見つけることはなかなか難しいことですね。今3回生は企業の広告プランの立案をしていますが、おそらくそこに苦しんでいると思います。私もそのキーワードを見つける、ベストな方法というものを持っているわけではありません。
但し、心がけていることはあります。いくつかあるキーワードをもとに流れを何度も確認していく、そしてそれがスムーズに無理なく理解できるときに、それが非常に重要なキーワードであり、詳細と全体とがうまく調査した姿のような気がします。キーワードを柱にした全体的なお話です。まずは、詳細なデータを積み上げ、そして、それ全体的に俯瞰して、無理のないプランか十分に吟味する。そんな方法で、素晴らしいプランを作ってください。

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2020東京オリンピックの報道

2020年の東京オリンピックの開催が決まりました。私とすると本当に「めでたい」気持ちです。実はこれまでそれほどの思いもなく、決定の日はいびきをかいて寝ていました。どうせだめだろうとあきらめていたというのが本音です。朝起き、開催が決まったということで驚くやら、うれしいやらです。


私が8歳の時、東京でオリンピックが開催されました。うまくいけば生きている間に2度も自国のオリンピックが見れます。単純にうれしいのですが、その後のテレビの報道はこれしかネタがないのかというくらい、オリンピック関連ばかりです。当日と週が明けて月曜日はそれでもある程度当然かとも思いましたが、火曜日になっても一部の朝の情報番組では取り上げていました。

そのような中、東京の地方局であるMXテレビの「5時に夢中」で面白い調査をされていました。オリンピックの開催が決まってうれしいですか。という質問で、嬉しいが2851人、嬉しくないが2901人でした。この番組かなりマニアックな内容で、比較的とんがっている人が見ているのかもしれませんが、少し驚かされました。地上波の報道とは本当に違和感がありました。

地上波のテレビが本当にお祭り騒ぎの中、現実の人はそうでもない人も多いのかもしれませんね。因みに、もう少ししっかりとした調査はないかと思って、ネット検索をしたら9月6日、開催決定が決まる2日前に行われた新報道2001という番組での調査では、東京オリンピックを指示する71.8%、指示しないが25.6%という結果だったようです。

この数字が正しいとすれば、日本人の1/4はオリンピックの開催が決まったことについてさほど喜んではいないことになります。でも、テレビなどでは、一部を除き祝賀ムードばかりのようです。(ネットによるとサンデーモーニングという番組ではさほど喜んだ報道はされていなかったとことですが)

メディアの理論で沈黙の螺旋理論というのがあります。少数派は自分たちが少数だと声をあげなくなる、そうするとますます少数派の人たちは黙ってしまうというものです。これだけテレビで祝賀ムードを流していると、25%の人たちは何も言えなくなりますよね。でも、最近はネットの時代ですので、昔ほどこの沈黙の螺旋状態は続かないかもしれません。
というか、ある意味それを期待するところもあります。私自身日本でオリンピックが開催されることを大変うれしく思っていますし、このことで、日本人の心が前向きで明るくなれることになれば本当にうれしく思います。
但し、このような大きな素晴らしいイベントだからこそ、この機会をうまく利用して欲しいと思います。東京に大きな施設がこれから建設されるようです。経済的にも大きなプラスになるかもしれません。ただし、東京が潤うだけでは十分ではないですよね。そのため、もし福島をはじめとする被災地の復興が遅れたり、建築資材などが高騰するようでは全くの逆効果です。
オリンピックのような一大イベントが決まったことは心から単純に喜ぶ気持ちは持ちつつ、ある意味、冷静にこのイベントを単なる夢物語にせずに、多様な意見を出し合って、素晴らしい日本を作ってもらいたいと思いました。

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言葉とコミュニケーションの技術

明日から、夏合宿です。今年は四国の香川県に行くそうで、おいしいうどんが食べられそうで楽しみです。合宿に行く前にブログでも書いておこうかと思い、ネタ探しに宣伝会議の今月号を眺めていました。メインは宣伝会議賞の課題発表でしたが、特集で「言葉とコミュニケーションの技術」というものがありましたので、そちらについて少し書きたいと思います。


特集の内容では、仕事の場や、就活、政治など、多様な場面での言葉の使い方について触れらえていました。特に興味を持ったのが、「社会課題X言葉」と「就職活動X言葉」です。2つとも通じるところがある内容でした。
前者については、明日からの合宿でゼミ生に中間発表をしてもらう論文の執筆にも関わることです。毎年、「せっかく論文を書くのだから社会に貢献できるようなテーマを選んでください」とお願いしていることもあり、社会課題を中心的なテーマとして挙げることがほとんどです。一昨年は東日本大震災後の学生ボランティアをどう増やしていくか、昨年は違法駐輪をどう減らすかといったものです。


宣伝会議には、電通のクリエイターの方が言われたことが書かれていました。たとえば「必ずしも正しいことが人の共感を得て、行動を促せるとは限らない。それが社会貢献活動への参画を求めるコミュニケーションの難しさだ」などです。


確かに社会課題はそもそも良いということはわかっていることばかりですので、普通に伝えても中々行動を起こさせるところまではいきませんよね。本当に毎年苦労しています。うちのゼミでは、過去の研究のレビューを特に重視して、調べてもらうようにしています。研究ですので、当然ですが、ただし、その中からどうユニークな仮説を見つけられるかがポイントになります。その仮説の提示のところで、今回のことは役にたつのでは思いました。
たとえば、このようなことも書かれていました。「お茶の間活動に敷居を下げる共感コピー。正しくて素晴らしくて、みて背筋の伸びるような言葉ではなく、社会活動に対する意識の高い人以外もカジュアルに参加できるように、ちょっとした遊び心を加えていく。 ~中略~ 過去の経験や人の話、言葉など様々な原体験を拾い、編集し、コピーを考えていった。 ~中略~ そういうことあるある!という共感を与える言葉が生み出されていった。」ということだそうです。まだ抽象的な話に聞こえるかも知れませんが、3回生の皆さんは、自身の過去の経験を振り返って、これなら本当に私も参加する、実行するということを何とかうまく見つけてほしいと思います。
もう一つの「就職活動X言葉」ですが、参考になることとして、就職活動で選べれるための言葉、自己PR、として次の3点があげられていました。1.「自分の言葉」であること(自分の言葉は、脳内で自問自答しているときに交わされている「考える言葉」のこと)、2.脳内で交わされた「考える言葉」の量が自己PRの質に影響する、3.他人の言葉は使わない、でした。興味のある人は、京都に戻ったらコピーを差し上げます。


結局、論文でも就活でも伝わることは、個人的で、具体的な言葉だと思います。そのためにもどれだけ、深く考えられるかですよね。就活はわかると思いますが、論文/研究でもどれだけ、自分事で、その社会課題を本当に解決したと思い、考えられるかです。そういう意味でも、就職活動のステップとし、論文で言葉とコミュニケーションの技術を磨くことは、本当に大切なことだと改めて感じました。

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バリ島便り

夏休みでバリ島に来ています。これまでは、比較的変わった所を旅していましたが、今回はのんびりゾート地です。のんびりとと書きましたが、旅行会社のパッケージツアーですのでそれなりに観光もありました。

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オプションもいくつかつけたので、今日の午前中までは結構バタバタしていました。それに比べると外人特に白人の人の方は随分違いますね。先ほどホテルのプールとプライベートビーチを覗いてきましたが、白人の方ばかりで、観光地であれだけ見かけた日本人の方は全くと言うほど見かけませんでした。

昔、オーストラリアでワイルドライフパークの仕事をしており、日本人向けのパンフレットを作っていました。その時もとにかく短時間で多くのものが見えることを強調するものを作ったことを思い出します。ここに来れば、コアラが抱けて、白いカンガルーや5メーターのワニが見えるといったことです。


私自身の反省ですが、休みで海外にきたといってもとをとるためにバタバタ動き回るのは卒業したいですね。今日の午後は部屋のテラスでのんびりリラックスをしたいと思います。

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近況報告

すっかりブログを書くのを忘れていました。というかバタバタして書く余裕もなかったという感じです。先週恒例のゼミの東京合宿がありました。まず木曜日ですが、広告会社の方にお会いしたり、また来年のゼミ生の就活のために企業の人事の人にお会いし情報交換を行いました。2つともとても有意義なミーティングになりました。百貨店の人事の方にお会いしたのですが、思っていた以上にうちのゼミで行っているような仕事ができる職場だと感じました。




金曜日は、恒例のアドミュージアムの見学のため3回生と共に汐留に行ってきました。もう10年近く行っているためか、今年はうちのゼミ用に特別メニューでパワーポイントによる説明もしていただきました。江戸時代の広告の歴史をお聞きしましたが、どうしても歴史というと敬遠されがちになりますが、プロダクトプレイスメントと同じ概念がすでに江戸時代にあったといった内容で、3回生にも大変勉強になったと思います。
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その夜は、OBと現役の交流会を恵比寿ガーデンプレイスのお店で行いました。70名以上の方が参加してくださりまりました。今年はクイズ大会なども行い、非常に盛り上がった会になりました。特に立教時代の1・2期のみなさんがたくさん集まってくださったのがうれしかったですね。


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次の土曜日は、青山学院、立教大学さんのゼミと一緒に合同勉強会を行いました。うちのゼミからも3・4回生合わせて26名の参加ありました。トータルでは70名を超える学生が、企業から頂いた、課題についてグループごとにディスカッションをし、プレゼンをして優勝・準優勝のチームを決めるという内容です。




時間が4時間ほどしかないためもあり、どのチームも具体的な落とし込みという点では、多少の物足りなさがありましが、市場やターゲットの分析については、しっかりと整理ができ、中々良い勉強会になったと思います。


これも3つのゼミの先生の指導方針の成果ではと、思っています。手前味噌ですね。というのも、このような企業からのプランニングの課題を行うと、どうしても学生さんは目先のアイデアに走ります。このタレントを使いたいとか、このイベントが面白そうだとかです。でも、その前にやはり戦略の整理が第一ですよね。特にターゲットの整理、インサイトの発見が大切です。もう少し時間があれば、具体的な施策も面白いものが考えられたと思いますし、全体となるターゲットの分析がしっかりできたことは、今後のプロジェクトにもプラスになると思います。


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それと、一部の学生からはこの勉強会で危機感を感じたので、合宿をしてもう少しこのようなケーススタディに挑戦したみたいという話も出ています。なかなか頼もしいと思いました。このような勉強会は確かに楽しいのですが、それだけでは終わらず、それを活かして次のステップに結びつけることが大切ですよね。


でもこの勉強会は懇親会も含めた大変充実したものでした。これも青山学院さんと立教大学さんの準備のおかげですね。うちのゼミも今年は、関西4大学コンペのホスト校になることが決まっています。ぜひ、今回の他大学の仕切りを参考にして、充実した会にしてもらいたいと思います。
東京合宿が一段落しましたので、今週は定期試験の採点と成績評価に集中しています。頑張って終わらせて、早く自分の研究をしないと夏休みはすぐに終わってしまいますね。3回生・4回生の皆さんもしっかりスケジュールを立てて充実した夏休みにしてください。

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