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2016年4月

モティベーションを高めるなら、基礎を固めろ!

4月に入り、新学期がスタートしました。まだ講義は始まっていませんが、1回生の小集団(基礎演習)で昨日クラス懇談会を行いました。3回生のゼミは、やる気のある子が集まりますが、ランダムで振り分けられた1回生のクラスは色々な子がいます。それが楽しみでもあるのですが、なんとかやる気を出させて、より良い大学生としてのスタートを切らせてあげたいと思っています。




最近、動機づけ/モティベーションに関する本を読んでいます。自分の研究で広告の取引にも繋がることがあると思っていますし、また広告効果でもCMなどが流される番組への動機づけが高いと広告効果が高まるのではないかと考え、研究を続けています。


さて、その中の1つの話で面白いものがあったので紹介します。学生には孫引きはダメといっているいるのですが、ブログということでご容赦ください(因みに原文の2005年12月31日付の朝日新聞は入手しています)。外山先生が書かれた文章で、朝日新聞の記事を引用して「スポーツ選手になるなら、春から初夏に生まれるのが有利?」というものがあります。これも外山先生のご本から勝手に使わせていただいているのですが、下のグラフがそのことを表しています(出典はグラフの下に書きました)。プロ野球選手とJリーガーの生まれ月は4-6月が最も多く、徐々に減り1-3月が最も少ないそうです(この研究を実際に調査されたのは桑田大輔さんです)。





このことを外山先生は以下のように分析されておられます。「春生まれ(4-6月)の子どもは、周りの子どもと比較して運動がよくできるので(勉強もそうであるが)、”自分はスポーツができるのだ”といった肯定的な有能感を形成しやすい。その肯定的な有能感によってモティベーションが高まり、スポーツ競技に対する興味や持続生を失うことなく、スポーツに没頭できるものと考えられる。そのため、自分の才能を十分に伸ばすことができるのであろう。」



私も非常に納得できる説だと思いますし、またそうあって欲しいと思っています。実は私の1回生のゼミのクラスではかなり形式的なことを含めて、厳しく指導をしています。引用の表記や参考文献の書き方はもとより、仮説・検証の大切さ、さらにプレゼンでは、紙をもつななどです。それらを言われ続けたあとに、他のクラスの前で発表する機会を設けているのですが、そこでは言われたことにより多少のアドバンテージがあり良い評価を頂くことが多いようです。



上記のスポーツ選手の話はスポーツを始めた子ども時代の話ですが、大学生でも研究を始めるということに関しは、正直初めて行う子が多いと思います。そういう意味から、大学生活でもはじめに有能感を味わえば、それによって、その後の大学生生活での学びに積極的に取り組む子が出てくるのではないかと思っています。また3回生ゼミでも社会に出てからと同じようなことを学び体験させています。これも社会にで、少しでも有能感を味わうことによって、少しでも仕事に対して前向きに、モティベーションを高めて取り組むことができるのではないかと考えて行っていることです。



今年の1回生も最初のモティベーションを維持し、しっかりと勉強して、ぜひ満足のいく大学生生活を送ってもらいと思います。

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