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聞くことについて

前回に引き続き、「聞くこと」の大切さについて整理をしてみたいと思います。コミュニケーションの基本は聞くこと、と分かっていても中々出来ないものです。OBの皆さんの中には、先生が「一番人の話を聞かない、1人でしゃべっている」と指摘される方もいると思います。ある意味、今回は自戒と言いましょうか、今後のための私の宣言と言う意味でも書かせてもらいたいと思います。

まず聞くという事はとても多くの情報を得る事が出来るということです。特に紙に書いた情報とは比べなれない情報です。別に本を読むことを否定するものではありません。但し、聞くという行動には言葉だけでない、相手の表情や補足的に付け加えられる言葉もあると思います。またそれ以上に聞く側の人をインスパイアさせる直感のようなものも得られるのではないでしょうか。
アンケート調査をゼミの皆さんが実施する時も、SNS等で集められた文字情報ではなく、実際に被験者の人に声をかけ、聞くということをするようにお願いしています。それは、単にYES、NO以外の情報が得られる可能性が高いからです。量的調査を否定するわけではありませんが、相手の顔を見ながら聞くことはして下さい。またしっかりと質的な調査方法を理解して、トライして欲しいと思います。新3回生は投影法など非質的な調査にぜひ挑戦してみてください。
聞くことの大切さの2番目は、1対1の話のときに感じることです。私は職業柄良く、アドバイスを求められたりします。今の時期だと就職活動について相談を受けることも多くなっています。これまでを振り返って反省することは、私自身が人の話を聞かずに、自分の意見をゼミの皆さんに押し付けていたのではないかということです。相談に来られる人の多くは、どうして良いか分からないからアドバイスを求めにきている人もいます。しかし、かなりの人はまずは聞いてもらいたいだけか、あっても選択肢が欲しいだけのような気がします。なぜならば同じ期のゼミ生であっても一人ひとりに状況は違いますし、決めるのは結局本人でだからです。私はどんなに深く関わっても当事者になれませんし、私が就活するわけではありません。このことをアドラー心理学では「課題の分離」という言葉で整理しているようです。自分の課題ではないことをしっかり自覚し、アドバイスはしないというのが基本のようです。
悩んでいる人がいれば、まず話を聞いてあげる、そして必要に応じて、情報は与える。そして選択肢を提示して決定を促すということが大切なようです。その人にあった情報を伝え、選択肢を提示するためにもまずはしっかりと聞く事がまずは第一になります。
就活の話になりましたので、ついでにどう聞けば良いかを書いてみたいと思います。ゼミの皆さんの多くの方には伝えたと思いますが、ファシリテーションというものがあります。その中には、傾聴の勧めという事が書かれています。まずは真剣に人の話を聞こうという姿勢を持つことです。私がそうなのですが、人が話をしていても、直ぐにその先のことを考えてしまう人がいます。この場合には、人とのコミュニケーションは成り立ちません。また聞く時も、うなずくとか、あるいは人が言ったことを繰り返すと良いなどが言われています。特に就活のグループディスカッションのときは、この傾聴ということを思い出してください。
もしファシリテーションのマテリアルが欲しい人がいたら連絡して下さい。ゼミで使ったパワポを差し上げます。それから、新3・4回生で、もし私が人の話を聞かないで、アドバイスを始めたら、ぜひ指摘して下さい。私自身少しずつ直していきたいと思っています。ぜひ、私と一緒に聞き上手な人になってください。

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