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銀二貫:本も顧客ニーズ?

先日、関西のOB会で本の卸の会社としては最大手の日販に勤めている西村君から「銀二貫」という時代小説を頂きました。この本は、彼も携わっている「Osaka Book One Project」の第一回大賞をとられた作品のようです。今NHKでもドラマが始まっています。


正直小説を読むことはほとんどなく、おそらく5~6年は専門書ばかりを読む日が続いていました。ということで、頂いてから2週間ほどたっても中々読み始めることができなかったのですが、たまたま、昨日大阪まで行く用事があり、その電車の中で読み始めたら、とまらなくなり帰ってから続きを一気に読んでしまいました。人情話というのでしょうか、とても心洗われる内容でした。この本のように面白い本はあるのでしょうが中々きっかけがなければ読まないものですね。
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この本とは別に先週の金曜日から「ベストセラー・ライトノベルのしくみ」という本を読み始めました。こちらも面白いのですが、専門書ということもあり「まだ「はじめに」と「総論」の部分しか呼んでいません。但し、それだけでも大変参考になることが多く書かれていました。本の利用率という点から言うと最も高いのが10代で最も低いのが40代だそうです。若者の活字離れという話がよく言われ、学生の論文で取り上げることも多くなっています。しかし実際は、10代は結構本を読んでおり、その一端を担っているのがライトノベルのようです。
また、この本の分析では、ライトノベルという分野では、徹底的な顧客満足度を高めることがなされ、それに合致している作品はかなりの大ヒットになっているとのことでした。ライトノベルの顧客ニーズとは「楽しい」「ネタになる」「刺さる」「固有性」とのことでした。詳しく知りたい人は本を読んでください。
また、この本は、環境分析として、ポーターのFive Forcesやゼミでも使っているPEST分析を用いています。顧客満足度を高めることはいまさらながらですが、大切なことですね。最初に書いた「銀二貫」はライトノベルとは違いますが、この著者である高田郁さんも以前は漫画の原作を書かれていたようです。ある意味今の時代の顧客ニーズを掴むすべをお持ちなのかもしれないと思いました。
但し、ライトノベルはそのジャンルの一定のイメージができているので、継続的にある程度のボリュームが獲得できている気がします。通常の本では、本屋大賞や上記のOsaka book one projectのような賞なども読者のニーズを刺激するにはよいとは思いますが、個々の本も現代の人々のニーズにそう必要が歩きがしました。そして沿ったものであれば、それを的確に伝達するコミュニケーションを検討しても良い気がします。



読む本が多く、中々時間が取れませんが、たまにはこれからは小説も読んでみたいと思う一日でした。

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