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広告と就活

先週の土曜日に日本広告学会の関西部会に出席をしてきました。その日は、ホットペッパーやキンチョウ、マンダムのCMで有名なクリエイティブディレクターの山崎隆明さんのご講演がありました。以前から山崎さんの作られたCMは講義でも取り上げ、大変素晴らしい才能を持たれた方だと思っていました。ということで、大変楽しみに聞かせて頂いたのですが、本当に素晴らしいお話で、大変勉強になりました。お話をされたことをブログで書いてよいか迷ったのですが、このブログは、基本私のゼミ生しか読んでいないと思いますので、少しだけ書かせていただきます。


お話の内容は、山崎さんの企画法ということで、その秘密をお話頂いたのですが、3回生がこれから取り組む、企業のコミュニケーションにも、そして4回生のための就活に通じる話とも思いました。
まずお話があったのは、「広告は誰も見たいと思っていないと、考えることが前提である」ということです。就活もまさにそうです。特に大手広告代理店は人気ですので、ESや1次面接の段階では、何千・何万の応募があります。したがって、担当者の人もそれほど力は入っていないと考えなければいけないでしょう。その中で、ESを最後まで読んでもらう、あるいは話を聞いてもらえることがまずはスタートになるわけです。
次のお話は、「商品をほめない、けなさい」ということです。就活なら商品とは自分自身ですよね。「自分は積極的で、誰にでも好かれ、協調性もあります」とダイレクトにいったも、聞き手は、「あ、そう」というだけです。もちろん、その逆で、「引っ込み思案で、人前で話すことが苦手です」、と直接的に言ってもダメです。正しいことをそのまま言えば伝わるものではないと山崎さんもおっしゃられていましたが、まさにそうですね。
ポイントは、「何を行うか、どう言うか」だそうです。何を言うかはコンセプトですよね。これは15文字で表し、A4の紙に書ける程度でなければいけないと言われていました。企業研究のプランでも本当にそう感じるのですが、これがなかなか難しいですよね。就活でも自分のアピールポイントを整理して、とにかく、15文字で表せるようにすることは大切だと思います。そしてその何を言うかが決まったら、とにかくそれを色々な見せ方、言い方に変えられないかと考えてみることです。協調性があるといってもそれをダイレクトに行っても面白くありません。具体的なトピックなのか、違う言い方なのか、他の就活生が聞いたことのない話で伝える事が大切だと思います。これは就活でなくともすべての企画に当てはまることだと思います。
但し、企画はゲリラではなく、メッセージが届かなければいけないとお話があったように、単に面白いことをしただけでは、採用にはなりません。そしてそのメッセージが、消費者や面接官が求めている物、見たいもの、聞きたいものでなければダメだということです。





それでは、どうすれば、そういう話ができるかですが、まずは自分というフィルターにしっかりとかけて、自分が聞いても面白いと思える話であることだそうです。そして、そうなるためにも、自分が面白いと考えることをなるべく多くストックしておくことが必要だそうです。日頃から、良いなとか面白いなと思ったことがあれば書き留めたり、録画しておいたりしておく、そのことが、あとで、面白い企画や、就活での面接の話になると思います。
最後に、私が「良い広告主とはどういう人だと思いますか」という質問をしたとき、山崎さんは「広告の力を信じている人」だとお答えになりました。これもすごい言葉だと思いました。企画でももちろん、広告の力を信じてコミュニケーションプランを作成することは大切ですが、就活でも、自分の力を信じて、この会社に入って本当に自分はこの会社のためになることができるのだと信じられることはとても大切だと思います。学生と話をしていると、この会社で勉強をしたいという返事を聞くことがあります。もちろん、この仕事で自分自身が成長できると思うことも大切でしょうが、自分の力を信じて、自分自身の力と、そしてその企業の商品の力が合わさることできっと、社会にとっても素晴らしいことができるということを、強く本当に信じることがあるかないかは大切だと思います。
文字にするとなかなか伝わりにくく、抽象的な話になりましたが、新3回生は何を、どう伝えるかを、4月からの企業の例に当てはめて、今まで見たことない見せ方を考えてください。そして就活戦線真っ最中の新4回生の皆さんは、是非、もう一度、しっかりと自分と受ける会社を見つめ直し、これまでに読んだことない、ESそして、聞いたことない、面接を目指して頑張ってください。

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