« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »

2014年1月

ジャッジ 広告賞の評価

先日、「ジャッジ」という映画を見てきました。妻夫木聡さんの主演で、ダメ広告クリエーターが、ひょんなことから、世界一の広告賞の審査員となって、巻き起こすドタバタコメディです。ネオバレをしてはいけないので、あまり内容については触れませんが、脚本がホワイト家の澤本嘉光さん、そして監督は、ファンタの先生シリーズを監督された永井聡さんということで、広告会社で働いたことのある人はもちろん、知らない人でも結構楽しめる作品になっていました。




澤本さんは、電通の方ですし、エンドロールには博報堂協力という文字も見えたと思います。その割には、あまり派手に宣伝もしていなかった気もしますし、正直劇場も閑散と言う感じでした。私は結構面白いと思ったのですが。内容は、語りませんが、結論は良いものは良い、悪いものは悪いといようと、というテーマです。確かに広告業界にいると中々言いにくい時もあります。私も若い時に、これで本当に良いのと思うようなカタログのデザインを持っていて、広告主に熱く説得したことがありました。その当時は、それが良いのか悪いのかもよくわかっていなかったというのも事実でしたが。


以前、私の大学院の指導教員の先生に、広告賞の基準について研究してみないかと言われたことお御話をしたことを思い出します。先日終わった、広告表現論という講義でも最近10年位のACC賞グランプリ受賞作品を一気に見るということをしました。昨年のナイキの「宣誓」もあれば、数年前の「梅の花」、そしてネスレジャパンの「朝のリレー」と、本当に色々な作品がグランブリを取っています。
せっかくなので、3本を並べておきます。












私はクリエーターでもありませんので、このような賞の審査委員をしたこともありませんが、もし私が審査員ならどのような基準で選ぶかを少し考えてみました。1つは、広告ですので、送り手(広告主)が伝えたいことがしっかり伝わっていて、なおかつ、それが受けて(消費者)の心に響くものです。伝達目標とコンシューマーインサイトがしっかり一致しているということですよね。
そして、もう一つは、これまでに見たことない新さ、ユニークな表現手法であることです。これでけ、多くのCMが放送されていますが、それでも毎年「こんな手があったのか」と思うものが出てきます。本当に素晴らしいですね。上記のCMもそんな目で皆さんも評価して見てください。





これから広告業界に進む4回生の人は是非そんな素敵な仕事に関わってください。そして、新3回生はすぐに企業プロジェクトが始まります。TVCMは使わないというのが、毎年の御約束ですが、ぜひ、他のメディアでも基本は同じだと思います。是非、素敵なコンセプト、表現アイデアを考えてみてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

幸福とスマホの関係

先週の金曜日に卒論の提出があり、そのあと、4回生を送るパーティを行いました。毎年おこなっているのですがパーティを行う前に、4回生のみ集めて、2年前に立てた自分の目標を振り返ることと、私が作成したフォトムービーを見てこの2年間が充実した日々であったか考えてもらっています。

私は常々、何かやったら振り返ることが大切だと言って、反省会をよくします。今回は、現在休学して韓国に戻っているゼミ生も動画を送ってくれ、またゼミ生15人全員が参加してくれましたので、全員充実した2年間を送ってくれたと思っています。

さて、その時、何か話をしなければいけないのですが、今年は先日NHKで放送された「幸福」について話しました。卒業してからも幸福でいてほしいからです。大変面白い番組で、見られた方も多いと思いますので、ここではあまり詳しくは述べませんが、印象的だったことだけを少し書きます。


まず近年、幸福が哲学や思想ではなく科学で研究がなされていること、そして主観的幸福に関しては、50%が遺伝であり、10%は環境に作用されるとのことでした。でも逆の見方では40%は自分の力で幸福になることができるという事ですよね。



そして、幸福と感じている上位10%の人の共通点として、以下の3つがあるそうです。①人との交わり、②親切心、③ここにいること、です。①についてゼミに置き換えれば良き友人が沢山できたと思っています。社会に出てからも多くの素晴らしい友人を作って欲しいと思っています。でもこれは外交的だから幸福度が高いというわけではなく、カフェで軽い挨拶をするとか、社会との結びつきをもつことがまずは重要のようです。簡単なところから、少し面倒でも初めて見ましょう。



2番目は親切です。1日5回人に親切にした人は、1回の人より幸福度が高いという調査結果があるそうです。ゼミでも日頃からゼミや面倒なことを率先して行っている人がいますが、実はこれは他の人のためだけでなく、自分も幸福にしているということです。また、親切にされて、それについて感謝することも幸福度が高まるそうです。私がいつも言っている敬意の気持ちですよね。


3番目は「ここにいる」ことですが、これは何かをしているときに1つのことに集中をしているということだそうです。授業中にその他のことを考えているのでは幸福度は下がるわけです。ゼミで言えば、特に3回生の時はかなり集中をしてプロジェクトに取り組んでくれていたと思います。その時はきっと幸福だったのではと思います。だからこそ、金曜日のパーティでも一人一人のスピーチが全部で1時間半にもなってしまうくらい、熱い思い出ができたのであと思います。
「ここにいること」に関しては、一日にメールのチェックを3回に制限した人の方が、無制限にチェックをしているより幸福度は高いそうです。確かに携帯(スマホ)の依存症も問題にされていますよね。


それを考えていると、1番目と2番目の点もスマホの発達は影響をもたらしている気がします。人との交わり、これは確かにSNSなどで、広がりました。でも一度に大量の人にメッセージが遅れるために、逆に一人一人の人と直接交わる時間が減った気もします。



2番目の親切にするということについですが、前述しましたが、これに関連して、親切にされたときに感謝をするということも幸福度につながるという調査結果があるそうです。しかしスマホができて、LINEのスタンプでありがとうを表したり、メールも相手や自分の名前を書かないことや、タイトルが前のままということもあります。何か、感謝が軽いものになっている気がしますし、現実の親切や感謝よりバーチャルなものになってしまっている気がして仕方がありません。
まだ、ネットやSNSが普及して時間がたっていません。もちろん、これらをすべて否定しているわけではなく、逆に上のことを考え、社会との交わり、親切、ここにいることを意識してスマホを使えば、これまで以上に幸福な人が増えるのではないでしょうか。現役の皆さん、OBの皆さんも、是非上記の3つのことを意識してスマホとうまく付き合い幸福になってください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »