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広告プラン学生プロジェクトの進め方

少し前になりますが、先週の土曜日に「関西4大学広告論ゼミ合同演習:コミュニケーションプランの企業への競合プレゼンテーション」が行われました。今年は、同志社大学の青木先生が法政大学に移られたということで、4大学となりましたが、関関近立の4大学が本当に真剣勝負でプレゼンを行いました。



今年で8回目を迎えたこの大会、指導の先生がすべて広告会社で実務をされた経験をお持ちということで、元々それなりのレベルと自負しておりました。しかし近年は本当に力も入り調査も数百のレベルを街頭でしっかり取ってくるチームばかりです。


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この2年ほど良い成績を収めていましたが、今年は男性用品で準優勝という結果でした。学生たちの落ち込み方はかなりのモノでした。広告会社のコンペも2位は意味がありません。まさしく準優勝のコールがあっても全く静かでしたが、その代わり優勝のコールの時は大変な喜びようでした。今年は、男性商品部門が近畿大学、女性用商品部門は関西学院大学の優勝でした。今年も、マンダム様にご協力を頂いたのですが、休日出勤にも関わらず本当にお世話になりました。





さて、月曜日にその反省会をしました。学生は泣いているものもあり、悔しさが伝わってきますし、次のプロジェクト、そして来年の後輩には是非リベンジをしてほしいという声が大きかったです。今年優勝を逃したということで、自分の頭の中でも少し整理してみました。何が足りなかったのか、今後どのように指導すべきかということです。学生のプランニングプロジェクトですが、3回生の人たちにはこれからの論文賞の参考になりますし、社会人のOBの方には、実際の仕事でも役に立つのでは思いました。





学生のこのようなプロジェクトの指導は難しいのですが、本人たちもどのように行えばよいのかかなり手探りの状況です。したがって、妥協をしているわけではないのですが、知らず知らずにこのレベルで良いやということに落ち着いてしまいます。今回は、それが大きかった気がします。それを避けるためにも、明確な目標の設定と、自分たちのプロジェクトが着実に前に進んでいることを実感させることが大切だと思います。それができれば、モチベーションの維持も可能だと思います。但し、自立性は大切なので、あまりなんでも教員側が設定してやらせるのでは意味はないと思います。大枠のステップは提示し、その中で学生が自分の立ち位置を確認できる状況です。





これからの指導で3つのキーワードが思いつきました。I・A・Pです。IはIdeaでアイデア、AはActionで行動、PはPassion、情熱です。アイデアは知力とも言っても良いのですが、ユニークなアイデア、そしてそれを論理的に組み立てる力です。また、内のゼミではコンシューマーインサイトを強く求めますので、アイデアにはコンシューマーインサイトの深堀が必須になります。そして広告のプランでは当然ながら具体的な施策も必要です。しかしこれはなかなかすごいものを簡単に生み出せるものではありません。その点からも、次の行動と情熱が大切になると思います。





行動では、考えたアイデアが効果があるかということの効果検証のために調査等を行うことです。論文なら仮説の検証ですよね。アイデアを思いつくと学生はそれで満足してしまうことも多いと思います。それが本当に効果があるかを検証し、もし効果が期待できないのであれば、またアイデアのレベルまで戻る、その循環が必要なわけです。





さて、最後の情熱です。どれだけこのプロジェクトに力を注いだかは結構審査をするクライアントにも伝わるものだと思います。どの大学も徹夜で頑張ってたという話は聞かれました。時間も大切ですが、何に力を注ぐかはとても大切です。プレゼンで選んでもらうという視点があるのなら、プレゼンテーション能力は大きな要素です。今回、内のプレゼンは必ずしも他校より勝っていたとは言い難い状況でした。それには、如何にリハーサルに多くの時間をかけることができたかは重要な要素になります。そのためにも前のアイデア、そして検証のプロセスを着実に進める必要があるわけです。





そしてもう一つ重要なものは、調査です。どの大学でも調査を行うのですが、その質と量については差が出てきます。昨年良い結果が得られたのも、この影響は大きかったと思います。面倒でも調査は正しい方法で、サンプル数にも妥協しないことが大切です。





最後の情熱の部分は特にそうですが、上記の中のこ1つでも平均点以下であった場合には、その時点でコンペには負けだと思わざるを得ません。これらは実社会でも同じだと思います。少なくともすべての項目が平均点以上そして、そのうちのいくつかは平均点を大きく上回るものがあるということが必要です。
来年は、これを頭にいれて、ぜひ優勝を目指したいと思います。

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