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137億年の果てで

先週の金曜日に学部の専攻企画で英国からクリストファー・ロイド氏をお迎えしての講演会がありました。企画は金山先生が仕切られ、私は、単に聞かせ頂いただけですが、大変面白いお話で、また広告表現にも関連があると思いますので、少し書かせて頂きます。

ロイドさんは英国のサンデータイムズの元編集者で現在は作家として活躍をされています。日本で言うと池上彰さんのような方だそうです。ロイドさんの著書「137億年の物語」についてのお話がありました。TV東京系で番組にもなっているベストセラーの本です。一言で言うと137億年という地球の歴史を科学的な部分と人類という切り口の両方から述べているようです。

137
面白かったのは、人間はそもそも視覚からものを判断するように進化(退化)してきているという当たりでした。犬などの動物は暗闇でも判断を要求されるので、嗅覚などで判断をしますが、人間は見た目からです。犬を連れて散歩をしている人同士が出会うと、犬は犬のお尻のにおいを嗅いで判断をしますが、人間は見た目でその人がどのような人かを全体的に判断をしています。
それは、人間が二足歩行をするようなり、手を使って道具を使って進化したため、脳が大きくなり、少しずつそうなっていたったようです。そして、その昔ギリシャ時代の人々は、その視覚的な情報を最大限に利用するために、レトリックという学びを重要視していたようです。統合的な説得の技術体系とでもいうことです。単に言葉や内容だけでなく、色々な要素で弁術の技を磨いたわけです。
広告の世界でも、近畿大学の妹尾先生がこのレトリックを重視されて分析を行っています。広告、内容も大切ですが、どうそれを伝えるかということも大変重要だということです。特に広告の世界では、事実をありのまま伝えたとしても、中々目に留まることはありません。比喩を使ったり、色々な方法で伝える努力をするわけです。
私は、自分のクラスでプレゼンテーションを大変重視しています。これもこの人間の本来の姿、1つの情報だけでなく、総合的に判断をするということと関連しています。ロイドさんも右脳と左脳の話をされていましたが、プレゼンや広告でも詳細な情報も必要ですが、それが全体としてどう伝わるかも大変重要です。1つ1つの内容は良いのだか、全体を通したものがどうもしっくりしないプレゼンテーションも良くあります。ギリシャ時代でも色々なことを統合して、相手を説得することを研究していたようです。


但し、1つのキーワードや事象が大きく全体に影響を与えることもあるのもまた事実です。ロイドさんは東日本大震災を取り上げ、日本において、このことは長い歴史の中でも大きな意味を持っているとお話をされていました。

東日本大震災はだれが見ても大きな意味を持つことです。但し、全体の中で、そのキーとなることを見つけることはなかなか難しいことですね。今3回生は企業の広告プランの立案をしていますが、おそらくそこに苦しんでいると思います。私もそのキーワードを見つける、ベストな方法というものを持っているわけではありません。
但し、心がけていることはあります。いくつかあるキーワードをもとに流れを何度も確認していく、そしてそれがスムーズに無理なく理解できるときに、それが非常に重要なキーワードであり、詳細と全体とがうまく調査した姿のような気がします。キーワードを柱にした全体的なお話です。まずは、詳細なデータを積み上げ、そして、それ全体的に俯瞰して、無理のないプランか十分に吟味する。そんな方法で、素晴らしいプランを作ってください。

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