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視聴者の選択の自由

前回のブログでバリ旅行について少し書きました。今回は、癒しをテーマに言ったこともあり、少し贅沢ですが、飛行機は往復JALのビジネスクラスを利用しました。といっても、成田からジャカルタまででジャカルタからバリ島までの1時間ほどは国内便のLCC便でした。


仕事で何度か海外にも行きましたが、あまりビジネスクラスを利用できる機会はこれまでありませんでした。今回ビジネスクラスクラスを利用して、さすが良いサービスだと実感しました。飛行場では、専用のラウンジがあり、お酒も含め飲み放題食べ放題、機内では、ほぼフラットになるくらいの非常に広いシート、特に帰りは深夜でしたので、ゆったりと寝ることができました。また食事もフレンチや和食など、これをどうやって温めて出してくれているのかというほどの内容でした。

一方インドネシア国内のLCCでは、飲み物などもお金を払って購入しますし、座席ももちろんかなり狭く、隣のインドネシア人のおばさんが少し大柄なため、結構窮屈な思いもしました。
そんな中、ANAが来年の新卒からCAを正社員として採用すると発表がありました。LCCとの差別化の一環と思われます。もちろん、ビジネスクラスの方が快適ですが、お金は大分違います。若い人なら、サービスより値段を優先せざるを得ないと思います。少し前から言われていることかもしれませんが、消費者にいかに選択の幅を持たせるかは大きなポイントです。投機と延期の話ですよね。物流関係のマーケティングでは、有名ですが、スーパーではじめから魚を切り身にしてパック詰めにして売るか、その場でさばいて消費者に好みに合わせて販売するかといった感じです。

当然、個々の消費者に対応すれば、コストは高くなります。そこを新しい技術でコストをあげずに対応することがポイントですね。選択しの幅をどう広げるかで顧客の満足度も変わってくるわけです。

このブログは広告の話が中心ですので、広告の話に落とすと、送り手側に関しては、まだまだオーディエンスに対して選択の自由を与えていない感じです。送り手側が行動マーケティングのように、消費者を選んで、その選んだターゲットに合う広告を送っていますが、逆にオーディエンスが選ぶというサービスはなかなか進まないようです。
アメリカで以前、TIVOというサービスが広告をオーディエンスがある程度指定して、それに沿って、広告を配信するというサービスがあったと思います。また、もう7~8年ほど前に私の2期生が書いた論文でも、オーディエンスが自由に設定して(たとえば、ナレーションは女性か男性か、音楽はアップテンポか静かなものなど)流すというアイデアを提案したことを思い出しました。
今のシステムはTV広告では無理ですが、インターネット関連であれば、十分に可能性はある気がします。もしかしたら、すでにやっているかもしれませんね。

もちろん、そういうサービスをしても消費者が最初の設定を面倒だと思い、行わないかもしれませんし、また広告本来の魅力である、意外な情報(自分の必要でない情報)に触れる機会が減ってしまうかもしれません。でもオーディエンスに選択の自由を与えるような広告があっても面白いのかとも思いました。

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