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さとり世代への対応

ブログを書くのは、10日ぶりになってしまいました。この1~2週間体調がすぐれず咳きこむ毎日でした。体調が思わしくないと自分から何かをしようという気が起らず、最低やらなければいけない講義だけをこなしていました。

モチベーションが上がらない感じですが、最近動機ということに興味をもっていろいろ本なども読んでいますが、まさに動機づけの問題です。28日に日経新聞に最近の大学生に関する記事がありました。「大学生親にべったり」というタイトルで、「保護者の意見に従うことが多い」という数値が、男性で前回より7.6ポイントアップの43.2%とのことです。それ以外にも受身的な学生の特徴を表すデータがいくつか載っていました。すべてについてあまりモチベーションが高い感じがないデータです。たとえば、海外留学の志望なども低くなっています。
20130513
その中で、83.3%が「教員が知識を一方的に教える講義を形式を授業が良い」と答えており、「発表などをする演習形式」が良いと答えた16.7%を大きく上回ったとありました。
最近の若者のはさとり世代といって、あまり物欲がなく、穏やかな生活を望む人が増えていると言われます。1回生の小集団をみても、昔に比べてやんちゃの子が減り、みな良い子なのですが、あまり積極的な感じがしないイメージがあります。といっても昔の子は勉強というより遊びについて積極的だったかもしれませんが。
こういうデータがあると、すぐに今の若者は・・・と批判になりますが、一概に批判することなのかもわかりません。ものが多すぎて、選ぶことが大変な世の中なので、1つのものに絞り込めなかったり、興味が分散しているともいえるでしょうし、また小さい時から、周りの大人からいろいろ言われ、自分で決定をしなくてもよく育てられてきたのかもしれません。

ゼミのような小集団より、大講義の方が良いというのもゼミのような小集団の面白さを体験していないからかもしれませんよね。もしかしたら、小さいころから、ゲームで一人、あるいは2~3人で遊ぶ癖がついていて、それ以上だと、テレビのようなある意味、傍観者になっていた方が楽だと感じているのかもしれません。
それは、ある意味、私たち大人の問題かもしれませんね。特に教員としては反省すべきですね。小集団、特に5~6人で何かを作り上げていくステップは社会に出ると本当に多く存在します。そしてその時苦労する人もいますし、企業によっては、Googleのいように、いかに楽しく、そのような創造的な作業を行うかを工夫している企業もあるようです。業務の20%を自分の好きなことに充てられる。数人でウォーキングをしながらミーティングをするといったこともやっているようです。
私は、学びは楽しく進めなければ身につかないと考えています。そのためには、いかに興味のあることに結び付けて学びを進めていくかですよね。そのために、大枠のフレームは決めても、極力自分たちで、決める余地を残すことを考えています。そして、自分たちが興味のあるものを自分たちで行う楽しさを知れば、今のさとり世代といわれる人たちも、積極的に自主的に動く楽しさを実感できるのではないかと思います。
とは言っても、私もついゼミ生にあれやこれや言ってしまいます。反省の毎日です。OBの方ですでに部下を持つ立場の人はぜひ、部下や後輩の人に自主的に動ける余地を残してあげてください。きっとこれまで以上の成果が上がると思います。

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