« 仁義なきシャンプー戦争 | トップページ | カンヌライオンズとACC »

型を意識して学ぶこと

最近、ブログの更新が本当にできなくなっています。全くの言いわけですが、新学期が始まり、講義のパワーポイントを変更したり、講義の内容を考えていると自然と時間が過ぎてしまいます。少しでも聞いてくれている学生の皆さんのためになるように、期待にこたえられるようにと考えるとやらなくてよいレベルまで時間をかけてしまいます。

私や私の講義に少しでも興味や期待をしてくれている人がいればそれに応えることが私の生きる意味のような思いがあります。これは以前にも書いた心理学者のフランクルの考え方ですが、ゼミの3回生の皆さんも、ぜひこのゼミが何を自分にしてくれるのではなく、このゼミ、そして仲間が自分に何を期待しているかを意識して、前向きにプロジェクトに取り組んでほしいと思います。そちらの方が楽しくなりますよ。
とは言っても教材を作ることが自体、正直自分の研究より好きなのも事実かも知れません。あれこれ講義の準備をしているのは結構楽しいモノです。1年間の学外研究期間を終え、久しぶりにゼミ以外の科目を担当しています。1回生の小集団である基礎演は2年ぶりですし、大学院の科目は6~7年ぶりだと思います。あまりやっていることは以前と変らないのですが、今年はより型を意識したクラス行っています。
基礎演では、たとえばレジュメの書き方で必要なことのリストでチェックをしながら作らせるとか、大学院の講義でも、単に論文を読ませるのではなく、チェックリストを提示して、それに沿ってよい論文か十分でない論部かを考えさせるようにしています。「型にはめる」という言葉はあまり良い意味に使われない気がしますが、私は、特に学ぶことにまだ慣れていない人にはこのことは重要な気がします。大学院生であっても、論文を読み込むことはそれほど十分な経験もないわけですし、まして論文を書くことについてはあまり多くの経験はないはずです。
たとえば、その論文において、筆者のそもそもの疑問は何か、中心となる仮説は何なのか、文献として挙げている物は何でそれは適切か、研究法はどのようなものか、仮説は何で検証方法は適切か・・・と言ったようなものです。他の先生はすでに普通にさせているのかもしれませんが、前の時は、チェックリストまでは渡していなかったと思います。またゼミのプランでもまずは型にはめ込む練習をさせています。PESTや3C、SWOT分析と言ったものです。もちろん、最終版はそのような物は影も形もなくなることが多いのですが、最少はまず型にはめて学びを確認しながらしてもらっています。
これは、私の感覚的なものかも知れませんが、学校でも社会でもそれほど、型のことについての説明や学びをしていない気がします。私自身、研究の方法論の勉強があまりできていないことが欠点であると自覚しています。但し、型の勉強はあまり楽しくないのも事実です。型というものはどれにでも当てはまるわけですし、それだからこそあまり面白みもないところもあります。だからこそ、大学院のクラスでも極力、学生の興味の分野、自身の研究分野の論文を取り上げ、それを型にそって読みこむ練習をさせています。学びは興味を持ってもらわないと頭に入りませんよね。
社会人の時、私は大変小さな会社に入ったので、あまりしっかりとした型のような勉強というか研修は受けませんでした。逆に型ばかりの研修を受けていたら眠くなっていたかもしれません。書式の説明などです。ゼミ生の皆さんは今はわからないと思いますので、まずは型が大切だということを理解してもらい、それを意識しながらプロジェクトに挑戦したほしいと思います。とりあえず習ったことは一度やってみてください。そうすれば、後から力になってくることが理解できます。今のプロジェクトは決してつまらないものではないはずですので。
OBの方で、そろそろ後輩を指導するレベルになっている方もおられると思います。そういう人には、ぜひ仕事の型というかフォーマット見たいなものを整理し、それに沿った形で後輩が興味を持つような仕事を使って、ぜひ説明してあげ見てください。そうすることによって、自分自身の忘れていた型を再度勉強し直すことになりますし、後輩もきっとめきめき力がつく、そんな気がします。



今日は広告の話でもなく、あまり面白くない話でしたね。次回は、もう少し広告のネタを探したいと思います。

|

« 仁義なきシャンプー戦争 | トップページ | カンヌライオンズとACC »

その他」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/547518/57280800

この記事へのトラックバック一覧です: 型を意識して学ぶこと:

« 仁義なきシャンプー戦争 | トップページ | カンヌライオンズとACC »