« ユーキャンの広告と継続 | トップページ | 外資系のCMと有名人 »

サンプリングとお試し

最近、「お試し」マーケティングが盛んとのことがWBSで取り上げられていました。ユニクロでヒートテックの商品を極寒の皆さん無料配布するといったものです。「10万人応援キャンペーン」ということで展開されているようです。

またライオンではしわのばしの商品を就活生などを対象に夜行バスで配布するというプロモーションを展開していました。これを聞いて「あれ」と思ったのですが、2年ほど前の関西4大学広告論ゼミコンペで内のチームが提案したものに似ていると思いました。商品は確かボディパーパーでしたが、ライオンさんと同じく、コンシューマーインサイトを分析して就活生が面接前に体をさっぱりさせたいというインサイトを分析し、提案したものです。この時は、売り上げを伸ばすということでターミナルに自販機を設置できないかという提案であったこともあり、残念ながら賞には至りませんでした。でも今、考えると時代の流れには沿った提案でしたね。



私が、現場をしている時もサンプリングを良くしました。特にチョコレートを担当している時です。基本は、ターゲットの人が良く集まるスポーツイベントなどでかわいい女性を使いくばりました。但し、本当に必要としている人に配ることができたかは疑問です。その場では、おいしく食べても、どちらと言うとこれから観戦するスポーツで頭が一杯だ、試合後にはすっかり忘れていしまったかもしれません。



また、時には商品の発注予測が間違い100万個レベルであまってしまい。それを災害などの被災地に寄付をしたこともありました。もちろん、社会貢献にはある程度なっていましたが、はたして企業にとっても社会にとっても効果的だったかは疑問です。
なぜこのように、非効率なサンプリングをしていたかを考えると、私は組織的な問題だったような気がします。私が担当していたのは外資系の企業でブランドマネージャー制を取られていました。そのために、大変忙しく、広報的な施策にはどうしても時間を割くことが出来ない状況です。一方広報部も確かあったと思います。ただし、こちらは新製品の紹介や、企業PRなど、マスコミ対策が中心で、消費者のインサイトに沿ったPRがが出来ていたかは疑問です。
前述もライオンさんもPR部門がインタビューに答えられていました。組織として、宣伝部、営業部、広報部が、コンシューマーインサイトを探り、どう有機的にマーケティング展開を出来るかがますます重要になってきそうです。
また、この番組ではフォレストワンという企業が展開しているお試しビジネスが紹介されていました。このビジネスは、短期間比較的安い金額で高額商品(たとえば、お掃除ロボットなど)をレンタルさせ、気に入れば顧客は比較的安く変えるし、気に入らなければ、返せばよいそうです。3割近くは購入するとのことでした。サンプリングとは違い、本当に必要としている人が試してくれるわけですよね。
レンタルする商品は、これまでこの企業が購入して展開していたようですが、今は、企業から商品を提供されることが増えてきたようです。直感的ですが、これは伸びるビジネスだとすぐに思いました。これだけ、情報過多の世の中ですが、やはり実際に使用をするというのは重要ですよね。「サンプリング」ではなく、「お試し」がこれから少しの間、キーワードになりそうな気がします。

|

« ユーキャンの広告と継続 | トップページ | 外資系のCMと有名人 »

マーケティング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/547518/56565034

この記事へのトラックバック一覧です: サンプリングとお試し:

« ユーキャンの広告と継続 | トップページ | 外資系のCMと有名人 »