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3大学の不認可問題:権利と責任

今日の朝のワイドショーは3大学の不認可問題に関連して、田中大臣の批判に終始していました。田中大臣の総論には理解できる部分はありますが、個別の3大学の扱いについてはどう考えても田中大臣の最初の発言は問題がありましたね。

但し、番組がその総論の話には全く触れず、田中大臣批判に終わっていたのは少し残念でした。田中大臣の問題提起、すなわち、「少子化のこの時代に右肩上がりで大学の数が増えるのはおかしい」。現に定員を満たない大学が4割あり、経験的に苦しい大学も多いようです。但し私は、大学の数が日本は多すぎるとは考えていません。社会人の入学もありますし、定年後に再度学びをしたい人もいると思います。各大学の意味が明確であれば良いと思っています。
さて、この論議の中で出てくる話は、もっと審査を基部しくすべきだということです。形骸化した審査制度の問題点を指摘し、田中大臣も大臣の決定から開講までの時間が短すぎると述べておられました。その理由として、小泉内閣時代の規制緩和が問題で、以前に比べ、簡素化した手続きで大学の開校を認めたためだという意見がありました。はたして本当にそうでしょうか。私は、小泉首相の改革は間違っていなかったと思っています。但し、中途半端な形で止まってしまったことが原因と思います。

もう一つの意見としては、作ることよりも、学校の維持に関してもっと厳しい目で取り扱う必要があるということです。定員割れが続き、経営破たんで存在の意味が認められない学校には、学校を閉校していただくということです。

この論議をすると、それでは、そこで学んでいる学生がかわいそうだ、OBの人も自分の学校がなくなる、働いている人はどうなるのだという意見がでると思います。もちろん現役の学生は保護されるべきですので、在籍必要年度はつぶすわけにはいけません。但し、OBにしても働いているひとにしても、そこまでにほっとおいた責任は多少ある気がします。すなわち、権利は与えるが、その分責任も負わせるということです。学生にしても、より安易な学校選びをしなくなると思います。変な学校なら潰れる可能性さえあるわけですから。

話は変わりますが、この考えは、昨日決まったアメリカの大統領選挙にも関連する話です。すなわち、大統領に再選されたオバマ氏は大きな政府、ロムニー氏は小さな政府を掲げていました。オマバ氏は政府がしっかりと規制などをかけ、弱い人は保護すべきという考えです(少し話を単純化しているところはありますか)。一方ロムニー氏は個人の責任を重視し、民間にチャンスを与えるが、ダメなときは自己責任をとってもらうという意見です。

お二人の制作に精通をしていないので、別に私がロムニー派だというわけではりません。但し、基本的な考え方は小さな政府のほうです。これは絶対どちらが正しいというものではありません。但し、このような国家感(少し話が大きいですね)、あるいは判断する基準となる考え方を皆さんには持ってもらいたいと思います。

全体として、社会はどういう方向に向かうべきなのか、どうあってほしいかということです。そういう考え方があれば、間もなく訪れる衆議院選挙にも前向きに投票できると思います。また人生において、色々な決断や意見を述べなければいけないときにも自分の意見をしっかり言えると思います。あなたは大きな政府、あるいは小さな政府、どちらが良いと思いますか。

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