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20年前の留職が今の筋肉になっている

連休が明け、久しぶりに学校に行きゼミをしてきました。少し疲れましたし、気合いを入れすぎて少し空回りをしていた気もします。連休ではおいしい千葉の魚と楽しいゴルフで良い休暇が取れました。ゴルフは前回、といっても半年前ですが、良いスコアだったのに比べるといつものレベルに戻ってしまいました。この年で突然うまくなることはないですね。

連休明けだと、長い休暇のあとで中々調子が出ないものです。私はもっと長く1~2年仕事を離れていた時期がありました。その時も、久しぶりに仕事に復帰すると以前の状態に戻るのに大分かかった記憶があります。

その長期で仕事を離れた時のことを書きたいと思います。最近「留職」という言葉あるようで、あるNPO団体が進めているもので、企業に勤めている人が、主に新興国に一定期間行き、その国の課題についてボランティア的に貢献するといった内容のようです。会社からお金をもらえる場合もあらば、求職のような場合もあるとのことでした。

企業に働いている人が海外に行って働くのであれば、会社派遣のような制度に似ている気がします。しかし、直接現在の仕事とは結びつかない仕事で、新興国のニーズやそして文化の違いを学び帰国後の仕事に役立てるといったところが異なるようです。パナソニックさんなどがすでに取り入れているようです。

この話を聞いて、私が20年前にオーストラリアで経験したことも一種の留職だった気がしてきました。オーストラリアは新興国ではありませんし、国が抱えている大きな課題に取り組むといった社会的な仕事ではありませんでした。その当時勤めていた広告会社から出向という形で、1年ほど働きました。仕事は、オーストラリアの動物公園について、どう日本人の観光客を誘致するかということでした。

留職に近いと書いたのは、その時の日本でのクライアントに動物公園はもちろんありせんでしたし、またオーストラリアにとって日本などの観光客の誘致は一つの大きな課題だったからです。今の留職の考え方に少しだけ似ていると思います。

この仕事は大変面白かったのですが、一番学べことは、日本人とオーストラリア人のニーズ、文化の違いです。オーストラリア人にとっての動物公園は一日、特に目的を持たずゆっくりと動物と過ごす場所です。したがって、特に何か目につくようなものはいりません。一方その当時の日本人の観光客は短い時間の中でいかにコアラを抱いて、カンガルーにえさやり、巨大ワニの恐ろしさを体験するかが大切でした。帰ってからの土産話です。したがってその動物公園の見せ方も他の動物公園とは少し違って凝った作りになっていました。たとえばワニのおりの中に透明なボールを逆さにしたようなものをつくり、身近で見えるようにしていました。

以前、北海道の旭山動物園に行った時に何か、近い感じがしたのを思い出します。この様に文化やニーズは国によって大きく変わります。私にとってオーストラリアの会社で1年働けたことは、単に動物の知識がついた以上に大きなものでした。実際は動物の知識はほとんどつきませんでしたが。この時の経験で顧客のことを深く考えることがさらに養われた気がします。その後の仕事の筋肉になったきがします。

他の国に行き、働くこと、特に一度仕事をしてからそのノウハウを活かしつつ現地で働いてみることは本当に素晴らしいことだと思います。NPOの団体の方には今後も頑張ってもらいたいと思います。OBの皆さんも会社にお願いして、挑戦してみてはどうですか。

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