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リーンスタートアップの疑問

リーンスタートアップという本が話題になっているようです。起業のためのヒントが書かれている本で、アメリカでベストセラーになっているそうです。かつては、企業は一種のアートであるとも言われていましたが、この本では、より効率を追求することが大切だということですが書かれているとのことです。

お恥ずかしいのですが、まだ読んでいません。読んでない本の批評をするので、かなり危ないはなしですが、テレビの報道に対するコメントだと思ってください。

リーンスタートアップとは、完成していない状況の商品でもまずは市場に出し、少しずつ修正をしていく方が効率が良いということのようです。トヨタの看板方式にヒントを得ているようです。でも生産工程と企業とは若干異なる気はします。その辺は本に書かれているのもしれませんね。特にアプリなどのネット系の起業を意識しているようです。

私としては、疑問に感じるところが2つありました。1つ目は不十分な中で、消費者の意見をすぐに採用して修正をしていくプロセスです。私は以前から思っていたのですが、消費者の感覚、インサイトは大切だと思いますが、消費者からの個別の意見をダイレクトに聞いていくことについてはあまり得策ではないと思っています。消費者はその瞬間に感じたことを述べるだけで、次の瞬間には違うことを考えているものです。

消費者からの意見のうち、どれを採用して、どれをしないかを判断することが難しいところですよね。この本にその辺りのことが書かれているのであれば面白いと思いました。

もう一つは、未完成のものを出していくことの危うさです。確かに全くゼロでのスタートで短期的に成功するのであれば、良いのですが。ブランドイメージは結構初期で決まります。たとえば、ソニーのラップトップもかつて、革新的な機能があるものの故障も多いといわれていたと思います。今はわかりませんが、特に物財はそのようなイメージがつくと結構イメージを変えるのは難しい気がします。

このリーンスタートアップの事例としてfacebookがあるようですが、確かにネットのサービスについては、ある程度良いのでしょうが、リアルな世界の企業では違う気もします。その辺でどのような商品カテゴリーは適応できるかといった見極めも大切ですね。

と批判ばかりですが、まずは読んでみる必要はありそうな本です。中々興味のある本の気がしました。誰か読まれた人がいたら、私の疑問について教えて下さい。

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コメント

興味深い内容なので本のほうも是非読んでみたいと思います。
ということで読んでいませんがコメントさせていただきます・笑

このような日々チューニングしていくという考え方は
かなりWeb業界では一般的になっていまして、
僕も好きな考え方です。

消費者の意見というところは、レビューなどの直接的な消費者の意見は
恐らくあまり参考にしておらず、アクセスログなどからとれる客観的な行動分析結果を元に
チューニングしていくのがスタンダードになっているかと思います。
(但し、レビューはバグなど意図せぬ事情を把握するための速報性があります。)

もう一つの未完成のものを出していくという点ですが、
やはりリリース時が一番引きがあるタイミングなので、
ユーザーを惹きつける、魅力があるコンテンツを一発目にリリースできなければ
Webコンテンツといえど厳しいです。
大前提としてリリース時に魅力のあるコンテンツを提供できて、
さらに反響を見て、短期間でチューニングできるというのがWebの利点かなと思います。

という意見ですが、実際に本を読んで勉強してみたいと思います。。

投稿: 笹岡 | 2012年4月12日 (木) 00時39分

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