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スターバックスのロゴ

今日の日経新聞に興味深い記事がありました。「米スタバ、ロゴ刷新、『コーヒー』の文字消える」というものです。スターバックスが19年ぶりにロゴを刷新するというもので、「人魚のイラストを緑の円形で囲ったデザインは残すが、外周に配した「スターバック・コーヒー」の文字は外す」そうです。

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1971年の創業から4度目のようですが、M&A(合併・買収)を視野に事業がコーヒー以外に広がっているためとのことでした。

なぜこの記事に注目したかというと、かなり昔ですが、キャラクターを研究していた時に、論文を書く関係で、電話でこのロゴのキャラクターの意味を取材したからです。当時の広報部の方も丁寧に対応してくださり、ご返事を頂きました。

この人魚のキャラクターは「サイレン」というそうです。これがキャラクター?と思われるかもしれませんが、私の定義ではキャラクターです。もし興味がある人は別の機会にでも聞いてください。今年の広告表現論ではおそらくお話をすると思います。

このロゴの意味ですが、以下の様なお答えでした。「スターバックという航海士が登場する小説「白鯨」の中の海の妖精から開発した」、これを私は以下のように分析していたようです。すなわち、「北欧神話に登場する人魚で、美しい歌声で船乗りを誘惑し心を奪ったという言い伝えから、コーヒーの香りで人々を魅了したいという意味を含んでいる」

何気なく見ているロゴでもそこに託す意味も深いですし、また長く使用するものですので、重要ですよね。コーヒーの香りはもはや重視されませんが、そのサービス内容で誘惑し心を奪うということであれば十分意味は通りますね。

このように、ブランドは内部的、外部的な環境や戦略によって絶えず「呼吸をし続けている」のだと思います。息苦しくなってきたのでスタバは少し洋服の形を変えたともいえるのではないでしょうか。昔は1つのものを確立すると変えてはいけないという風潮でした。でも大切なことはその根本の理念などがぐらつかないことです。そのコンセプトを維持しつつ、時代に即して変化する、それもブランドにとって大切なことだと思います。

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