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粘菌

昨日のNHKの番組ですが、「爆笑問題のニッポンの教養」というものを見ました。大変面白い内容でしたので、少し書きたいと思います。タイトルにある「粘菌(ねんきん)」がテーマで、北海道大学の先生が解説をされていました。

粘菌とは、単細胞の微生物で、栄養をとりながら増殖するようなもののようです。正直に言ってあまり詳しくないので、知りたい人は、調べてください。

特に印象に残ったのは次のような実験の話でした。この粘菌は一定の温度などの条件では、増殖をしていくようです。ところが寒さには強くなく、温度を下げると活動をやめる性質がある。そこで、1時間たったところ、温度を下げ、活動をやめたところで、また温度を上げるということを1時間ごとに3度繰り返したそうです。

その都度、活動、停止、活動、停止、活動、停止、そして活動を繰りかえしました。これは別によいのですが、その後、次の1時間後には温度を下げなかったそうです。ところがこの菌は前のパターンをある意味、記憶して、活動をやめてしまったそうです。その後一定時間後にまた活動を再開し、その後は、活動を続けたそうです。

ところが、また温度を下げることをしたそうです。これは1時間とは関係なく、だいぶたってから温度を下げたのですが、当然、活動はやめる、そして、また温度を上げて、活動を再開すると次の一時間後、温度を下げていないのに活動をやめたそうです。

前のパターンを記憶しているかのようにだそうです。もちろんこの菌に脳のようなものはないわけで、体が反応しているようにです。これをイチロー選手がボールを捕球するときを例にとって解説していました。人間もボールの角度や、風の向きなどを計算して、捕球に入っていると思わない、あるひとつの経験や、自然な体の反応のようなもので捕球をしていると思います。

この北海道大学の先生は、このようなことから、人間が考えるということがどういうことかということを研究しているようです。将来は人間的な行動が取れるロボット作りに役立てたいそうです。

広告の話をすると、私は、広告でもこのような感覚的なものが作用していると思います。論理的には、説明できない部分はあるのではないでしょうか。自然に体が反応する、にやっとしてしまう。うっとりとしてしまうということはあると思います。それを論理的に色が何色で、秒数が何秒といったことでは片付けられない何かです。私の師匠の小林先生は、これを「もうひとつの科学」といっています。

但し、私はそのようなものがあるからといって、論理的に分析をすることを怠るべきではないと思っています。気をつけないといけないのは、Creativityで全て解決してはいけないということです。私は良く、二元論的発想は良くないといっています。黒か白か、論理性か創造性どちらかが価値があるといった考え方はナンセンスです。何でも受け入れられる広い視点を持ってください。

因みに、この番組の再放送が21日の月曜日の3時15分からあるそうなので、興味のある人は見てください。

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